年: 2012年

フランク・O・ゲーリー設計 ジェイ・プリツカー・パビリオンを訪れて

ミレニアムパークの中に、夕日を受けてオレンジ色に輝く物体。
フランク・O・ゲーリー設計の野外音楽堂「ジェイ・プリツカー・パビリオン」だ。
ゲーリーといえば、くねくねとした外観デザインが特徴。
しかし、エーロ・サーリネン設計のTWAターミナルを見た後では、
なぜか表層的なデザイン操作に見えてしまう。
とても軽いのだ。
強い理由から出てきたデザインでなく、
まるで後から取ってつけたような。
野外音楽堂という建物の性格上、つまり、内部空間が無いため
表層(外装)の意味づけが弱くなってしまうのだろうか?
次は、ゲーリーのきちんと中身のある建築物を見てみたい。

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摩天楼の街 シカゴを訪れて

ここシカゴは摩天楼発祥の街と言われている。
(なんと「シカゴ」という街の名前は、
インディアン言葉、「にんにく畑」からきているという。)
街を歩けば、小さな街区に所狭しと超高層のビルが建ち並ぶ。
むしろ、広域な範囲にだらだらと小規模な建物が立ち並んでいる
東京の風景の方が世界的には異質なのだろう。
新古典様式のシカゴトリビューンタワーをはじめ、
川沿いには、バートランド・ゴールドバーグ設計の「マリーナシティ」
その隣には、ミース・ファン・デル・ローエ設計「IBMビル」
建築を学んだ者であれば、その名を一度は聞いたことのあるビルを
街中いたる所でみることができる。

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ミース・ファン・デル・ローエ設計「レイク・ショア・ドライブ・アパートメント」を訪れて

ロチェスターより早朝の飛行機に乗り、シカゴへと移動。荷物をホテルに預け、街へと繰り出す。まず最初に向かったのは、ミース・ファン・デル・ローエ設計の「レイク・ショア・ドライブ・アパートメント」。1951年竣工。今から60年前の建物だ。

ミシガン湖沿いに端正にすっくと立ち上がるツインタワーだ。鉄とガラスのカーテンウォール(外装)が、初めてこの建物で使われ、超高層建築の原型といわれている。現在では、カーテンウォールのファザードは世界中どこでも見ることができるが、この建物が出来た当初は、かなり過激だったのだろう。

1950年代といえば、アメリカはテクノロジーと工業化時代の真っただ中。テクノロジーが社会を変えていくという機運の中、テクノロジーが産んだ美のカタチがここにある。ミースといえば、合理性と抽象性が語られるが、この建物からは、そのようなスマートな感はなく、ミースの自らの美に対する過激さと泥臭い執念が感じられるようであった。

lake shore drive apartments
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J24世界選手権 in Rochester 総合成績

5日間、10レースで行われたJ24世界選手権2012。
我々、TEMPUSチームの成績は、
16-46-15-38-38-29-(48)-8-38-43の総合27位/96チームでした。
大会HP→ 2012 J/24 WORLD CHAMPIONSHIP
今回で3回目の出場となる世界選手権でしたが、
3回目にしてやっと落ち着いてレースに臨むことができたと思います。
最初は右も左もわからず、遠征準備から計測、レースまで不慣れで
自分たちの実力を出せず、不完全燃焼に終わっていた感もありましたが
今回はレースからパーティーまでリラックスして本当に楽しむことができました。
応援してくださった皆さん、本当にありがとうございました。
次回、またチャンスがあれば、また再び世界選手権を目指そうと思います。

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J24世界選手権 in Rochester 最終日

J24世界選手権5日目。
泣いても笑っても、残すところ1レース。
悔いの無いレースをしたいと望んだ最終レース。
スタート直前。第1線で出ようと頭を出したところで、他艇と接触。
上(かみ)側の船に避けるだけの時間を与えなかったということで、プロテストを受ける。
今回のレース、回転によるペナルティの解消は不可能という規定。
プロテストを起こした艇は、パーセンテージペナルティを受けることになる。
気を取り直し、前を目指し帆走する。
振れタックを繰り返し、22位でフィニッシュ。
しかし、ペナルティを受け、結果43位。
スタート時のケースは残念だが、レガッタ後半、
やっと手応えを感じるレースが出来たように思う。

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J24世界選手権 in Rochester 4日目

J24世界選手権4日目。
全10レース中、7レース消化し、残すところ後3レース。
何とか順位を上げて、少しでも上位を目指したいところだ。
朝から強い風が海面を吹き渡っている。
ヘッドセイルをジブに替えているチームもちらほら。
我々、TEMPUSチームは風はこれ以上上がらないと判断し、ジェノアを選択。
8レース目。
前日のミーティングで改善課題に上がっていたスタートは、
第1線、艇速も良く、グッドスタート。
その後、振れタックを繰り返しながら、8位でフィニッシュ。
今レガッタ、初のシングル入賞。
9レース目。
風が落ち、シフティな風の中、タックタックの展開。
なんとか食い下がって、38位。
ここまでの総合成績は、
16-46-15-38-38-29-(48)-8-38の総合26位/96チーム。
明日、最終1レースを残すのみ。
悔いの無いよう、がんばってきます。

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J24世界選手権 in Rochester 3日目

J24世界選手権3日目。
海上に出ると、ジェノアMAXの風。
海面に立つ波の割に、セイルパワーはパワフル。
ジェノアトップをやや逃がしながら、
メインのウェザーパワーを意識的に使うような走りを心がける。
やや艇速にキレがない。
途中風が落ち、大きく振れる場面もありつつ、
コミッティーの采配により何とか3レースが成立。
成績は、5レース目38位、6レース目29位、7レース目48位。
現在、総合成績は、、、32位。
今日の時点で棄てレースが成立し、順位が大きく入れ替わった。
TEMPUSチームは、順位ダウン。世界の壁は厚い。

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J24世界選手権 in Rochester 2日目

J24世界選手権2日目。
微風から始まり、スコール、強風までバリエーション溢れる海況の中、
本日、2レースが行なわれました。
TEMPUSチームの結果は、3レース目15位、4レース目38位。
初日からの4レース合わせた総合成績は、現在20位。
まだレガッタは前半戦。後半戦に向けて
最後まで集中力を切らさずがんばっていきます。

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J24世界選手権 in Rochester 1日目

J24世界選手権1日目。
シフティーな微風の中、2レースが行なわれました。
参加98艇中、結果は1レース目16位、2レース目46位で、総合22位。
一つのミスで順位が大きく入れ替わるシビアな展開。
多艇数でのレースはシビアでありつつも、やっぱり楽しい。
明日は前線通過で雨の予報。
まだシリーズは始まったばかり。明日からも集中して走っていきます。
大会HPはこちら→J24world championship 2012 in rochester
http://www.2012j24worlds.com/

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ルイス・I・カーン設計「ファースト・ユニタリアン教会」を訪れて

NY州ロチェスター市街の南東に位置する「ファースト・ユニタリアン教会」を訪れる。ルイス・カーンらしく、外装はレンガ積みの落ち着いた重厚な表情。木製枠に透明ガラスを嵌め込んだ大きな開口部が特徴的だ。表現が良くないかもしれないが、一見、教会らしくない。

聖堂内部へと入る。コンクリート打ち放しとブロック仕上げの荒々しくも、静謐な空間が目の前に現れる。4方を開口部の無い壁に囲まれ、唯一光が差し込むのは、上部4隅の高窓のみ。閉じこもりながらも、上部から外の気配を感じるという不思議な感覚だ。

椅子に座り、暫くその空間に耳を澄ます。目を開け、ふと天井を見上げるとそこには、十字架が。4隅を切り取った、天井にはコンクリート打ち放しのクロスが表現されていた。こんな表現があるのかと、驚く。この教会を訪れた者はみな天井を見上げるのだろう。神に祈りながら。1967年竣工。築45年。

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エーロ・サーリネン設計「TWAターミナル」を訪れて

JFK空港内のエーロ・サーリネン設計、TWAターミナルを訪れる。コンクリートシェル構造が生み出す滑らかな曲面。外観は、まるで翼を広げた鳥のよう。圧倒的な表現に言葉を失う。20世紀に思い描いた、未来的デザイン。

あるところでは厚く、力強く、あることろでは薄く、繊細にとコンクリートの厚みには変化が与えられている。構造解析に従えば、より強度の必要な箇所はより厚くなるのだが、解析した数値だけに従うのでなく、場所によっては恣意的にデザインを施しているようだ。

丁度、工事中で中には立ち入れなかったため、エントランスから内部を覗いてみる。カウンターや階段はすべて曲面を描き、まるで床から生えているようだ。内部から立ち上がったひとつひとつの造形は、複雑に絡み合いながら外部へと連続していく。今にも動き出しそうな雰囲気。建築というよりもまるで生き物のようだ。1962年竣工。今年で築50年。今見ても驚くほど新しく、力強く美しい。

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燕ぎんなん保育園計画 細長案スタディ

とある保育園の建て替え計画を検討中です。
細長い敷地の中で、既存園舎を避けながら新しい園舎を建てるという条件から導き出された案は、全長100m以上の細長い平屋の園舎。子供達がこの長い空間を駆け回る姿を想像しながら作りました。
園庭に面した縁側のような空間からは、直接園庭に出ることが出来ます。また、この縁側空間は、運動会やイベント時には観客席として利用することができ、今後、保育園に求められていくであろう地域の人々との連携がより自然に発生していって欲しいという願いを込めました。
こちらの模型をたたき台に、スタッフや関係者との打合せがスタートします。果たしてどのような園舎に変わっていくのか。乞うご期待。

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