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スタディ模型でイメージを可視化する
2023.05.31
「越後曽根の平屋」プロジェクトは現在、スタディ模型を作っての検証が進んでいます。基本的な設計作業としては、平面・立面図などの図面を作成し、検証を進めていくのですが、プロポーションのバランスや立体的な空間スケールなど、2次 …
設計を進めながらの土地探し
2023.05.30
「越後曽根の平屋」プロジェクトがスタートしました。昨年からいくつか土地の候補を選び、土地探しからサポートしてきましたが、やっと希望に合う土地を見つけることができ、本格的に設計業務が始まりました。 こちらのプロジェクトは、 …
土地探しの段階から設計相談を受けることもできます
2023.05.29
土地が決まってから設計事務所や工務店に相談するのが通常と思っているかもしれませんが、私の事務所には、具体的な計画地が決まっていなくとも、土地探しの段階から相談に来られる方も多くいます。土地選定の段階で早めに設計相談を受け …
オリジナルキッチンをデザインする
2023.03.24
「燕あおうづの平屋」のキッチンには、オーダーメイドのキッチンカウンターを採用しています。キッチンといば一般的に、キッチンメーカーのカタログから選ぶものと考えられていますが、こだわって作りたい場合には、特注製作の自分だけの …
外観をデザインするためのさまざまな工夫
2023.03.22
「燕あおうづの平屋」は、瓦の載った切妻屋根の家屋が建ち並ぶ周囲の街並みに合わせるため、軒先の伸びたシンプルな切妻屋根の外観としています。まるで子供が描く家の絵のように、端正な三角屋根の家です。屋根や外壁の色のトーンを周囲 …
ラワン合板仕上げが出来るまで
2023.03.15
「燕あおうづの平屋」では、壁仕上げを全てラワン合板張りとしています。壁仕上げだけでなく、家具の扉や建具など、統一できる個所はすべてラワン仕上げとしました。仕上げ材をできるかぎり限定することで、空間に統一感が生まれます。ラ …
市場価格連動型に変わることで電気料金はいくらになったか?
2023.01.27
「岩室の平屋」の毎月の新電力会社の料金を以前レポートしました。この時点での電力料金体系は、固定単価型でしたが2022年12月以降、市場価格連動型へ変更となりました。この変更でどのように電力料金が変わるのか、検討してみます …
HEAT20のシュミレーションで室温を検証してみる
2023.01.25
2023年2月、日本全国で10年の一度の寒波が訪れています。ここ新潟市では、昨日の夕方の時点で外気温はマイナス5度。深夜にはマイナス6度を下回る予報が出ていました。朝起きると、窓ガラス面には粉雪が張りつき、外の樹々は雪が …
屋根に積もる雪の重さはどのくらいあるのか?
2023.01.12
新潟市内の雪の積雪量が年々、増えているような気がします。今までにも日に日に少しづつ雪が積もっていくことはあったのですが、最近の雪は気候変動の影響なのか、どかっと一気に降り積もるような状況が頻繁にみられるようになりました。 …
無垢フローリング 自然塗料ワックスの選び方
2023.01.07
粟生津の平屋では、床仕上げ材に杉の無垢フローリングを採用しています。今回、採用した無垢フローリング材は、表面塗装がされていない無塗装品でしたので、住み始める前にフローリング表面にオイルやワックスなどで塗装を行う必要があり …
付加断熱とは、どんなものなのか
2022.12.12
粟生津の平屋は、断熱性能を上げるため、外壁に付加断熱(ふかだんねつ)工法を採用しています。通常の工法では、外壁内に断熱材を充填して断熱工事を行うのですが、充填断熱に加えてさらに外壁の外側に断熱材を付加的に取り付ける工法が …
断熱性能HEAT20 G1をG2へアップするにはいくら費用が掛かるか?
2022.11.30
断熱性能ランクには2022年現在、性能が高い上から順に、5つの等級があります。( )内の数値は、新潟市での推奨Ua値を示しています。地域ごとにで推奨Ua値が異なりますので、より詳しく知りたい方は、こちらを参照ください。 …
屋根梁を表しにする技術
2022.10.29
「粟生津の平屋」ここのところ天候が悪く、しばらく現場作業が空いてしまいましたが先日、雨の合間を縫って建て方工事が行われました。 一般的な木造住宅の建て方工事は、現場で柱梁を組み上げるのに1日、建て方2日目に屋根防水シート …
ストローグ金物工法を採用するメリット
2022.10.29
「粟生津の平屋」では、ストローグ金物という金物工法を採用しました。参考までに、特殊な金物を使わない従来通りの木造工法は、在来工法(ざいらいこうほう)と呼ばれています。 こちらの建物は、柱・梁を隠さず、構造材を室内に表しに …
ウッドロングエコ DIYドブ漬け塗装のやり方
2022.10.16
「粟生津の平屋」の外壁仕上げは、杉板縦張りのウッドロングエコ塗装としています。ウッドロングエコとは、木材の表面に浸透させることで木の持ちを良くする自然塗料です。私の事務所では、杉板の耐候性を上げるだけではなく、グレーの色 …
既製品を使わず、造作工事で空間に統一感を与える
2022.10.14
「ユニベールハウス岩室」では、できるだけ既製品を使わず、地元の職人さんで製作できるものは造作工事で製作する方針をとっています。例えば、写真の木製引き戸。見た目をシンプルにして、引き戸を閉じている時にはできるだけ建具を目立 …
エントランス周りに温かな表情を作りだす
2022.10.11
「ユニベールハウス岩室」の外壁には、コストとメンテナンス性を考えて、ガルバリウム鋼板を採用しています。ガルバリウム外壁は導入費用が安く、かつ、耐候性が高いのが特徴ですが、板金の無機質な質感によって、どうしても硬い表情とな …
手を動かして設計案を考える
2022.09.23
私は設計案を考える際には、ペンや色鉛筆を使って手でスケッチを描き進めることから始ます。頭の中に思い浮かんだイメージをできるだけ素早く、忘れる前に書き留めておくような感じで、ぱぱっと一気にスケッチしてしまいます。この過程を …
工事が始まってからの設計者の役割とは
2022.09.22
「粟生津の平屋」プロジェクト、工事がスタートしました。といっても、一気に立ち上がる訳ではなく、地盤改良工事→基礎工事→柱梁加工→建て方→上棟、という順番で徐々に進んでいきます。 現在の現場状況は、基礎配筋工事中。基礎配筋 …
「ユニベールハウス岩室」完成見学会を開催します
2022.09.22
岩室に建つ建売(分譲)住宅「ユニベールハウス岩室」がいよいよ完成間近となりました。下記日程で販売開始前の完成見学会を行いますので、ぜひご参加ください。(当日は設計者の金子も現地におりますので、ご希望あれば建物の解説を行い …
設計に掛かる期間はどのくらいか
2022.09.15
「粟生津の平屋」プロジェクト。しばらく期間が空いてしまいましたが、ぼーっとサボっていた訳ではありません。施主さんと打合せを重ね、打合せで決まった内容に沿って実施図面を作成し、その図面をもとに更に打合せを行い、何度も図面修 …