BLOGブログ

屋根に積もる雪の重さはどのくらいあるのか?

2023.01.12

新潟市内の雪の積雪量が年々、増えているような気がします。今までにも日に日に少しづつ雪が積もっていくことはあったのですが、最近の雪は気候変動の影響なのか、どかっと一気に降り積もるような状況が頻繁にみられるようになりました。 …

無垢フローリング 自然塗料ワックスの選び方

2023.01.07

粟生津の平屋では、床仕上げ材に杉の無垢フローリングを採用しています。今回、採用した無垢フローリング材は、表面塗装がされていない無塗装品でしたので、住み始める前にフローリング表面にオイルやワックスなどで塗装を行う必要があり …

付加断熱とは、どんなものなのか

2022.12.12

粟生津の平屋は、断熱性能を上げるため、外壁に付加断熱(ふかだんねつ)工法を採用しています。通常の工法では、外壁内に断熱材を充填して断熱工事を行うのですが、充填断熱に加えてさらに外壁の外側に断熱材を付加的に取り付ける工法が …

断熱性能HEAT20 G1をG2へアップするにはいくら費用が掛かるか?

2022.11.30

断熱性能ランクには2022年現在、性能が高い上から順に、5つの等級があります。( )内の数値は、新潟市での推奨Ua値を示しています。地域ごとにで推奨Ua値が異なりますので、より詳しく知りたい方は、こちらを参照ください。 …

屋根梁を表しにする技術

2022.10.29

「粟生津の平屋」ここのところ天候が悪く、しばらく現場作業が空いてしまいましたが先日、雨の合間を縫って建て方工事が行われました。 一般的な木造住宅の建て方工事は、現場で柱梁を組み上げるのに1日、建て方2日目に屋根防水シート …

ストローグ金物工法を採用するメリット

2022.10.29

「粟生津の平屋」では、ストローグ金物という金物工法を採用しました。参考までに、特殊な金物を使わない従来通りの木造工法は、在来工法(ざいらいこうほう)と呼ばれています。 こちらの建物は、柱・梁を隠さず、構造材を室内に表しに …

ウッドロングエコ DIYドブ漬け塗装のやり方

2022.10.16

「粟生津の平屋」の外壁仕上げは、杉板縦張りのウッドロングエコ塗装としています。ウッドロングエコとは、木材の表面に浸透させることで木の持ちを良くする自然塗料です。私の事務所では、杉板の耐候性を上げるだけではなく、グレーの色 …

既製品を使わず、造作工事で空間に統一感を与える

2022.10.14

「ユニベールハウス岩室」では、できるだけ既製品を使わず、地元の職人さんで製作できるものは造作工事で製作する方針をとっています。例えば、写真の木製引き戸。見た目をシンプルにして、引き戸を閉じている時にはできるだけ建具を目立 …

エントランス周りに温かな表情を作りだす

2022.10.11

「ユニベールハウス岩室」の外壁には、コストとメンテナンス性を考えて、ガルバリウム鋼板を採用しています。ガルバリウム外壁は導入費用が安く、かつ、耐候性が高いのが特徴ですが、板金の無機質な質感によって、どうしても硬い表情とな …

手を動かして設計案を考える

2022.09.23

私は設計案を考える際には、ペンや色鉛筆を使って手でスケッチを描き進めることから始ます。頭の中に思い浮かんだイメージをできるだけ素早く、忘れる前に書き留めておくような感じで、ぱぱっと一気にスケッチしてしまいます。この過程を …

工事が始まってからの設計者の役割とは

2022.09.22

「粟生津の平屋」プロジェクト、工事がスタートしました。といっても、一気に立ち上がる訳ではなく、地盤改良工事→基礎工事→柱梁加工→建て方→上棟、という順番で徐々に進んでいきます。 現在の現場状況は、基礎配筋工事中。基礎配筋 …

「ユニベールハウス岩室」完成見学会を開催します

2022.09.22

岩室に建つ建売(分譲)住宅「ユニベールハウス岩室」がいよいよ完成間近となりました。下記日程で販売開始前の完成見学会を行いますので、ぜひご参加ください。(当日は設計者の金子も現地におりますので、ご希望あれば建物の解説を行い …

設計に掛かる期間はどのくらいか

2022.09.15

「粟生津の平屋」プロジェクト。しばらく期間が空いてしまいましたが、ぼーっとサボっていた訳ではありません。施主さんと打合せを重ね、打合せで決まった内容に沿って実施図面を作成し、その図面をもとに更に打合せを行い、何度も図面修 …

自然素材で仕上げた建売住宅

2022.09.10

「ユニベールハウス岩室」工事もいよいよ最終段階、内装工事が進行中です。こちらの住宅は、注文住宅ではなく、建売住宅(分譲住宅)ですが、内装仕上げにビニールクロスや積層フローリングを使わず、できる限り自然素材を採用するよう心 …

床下エアコンですっきりした空間を実現する

2022.08.12

「岩室の平屋」では、冷暖房に床下空調エアコンを採用しています。この空調方式は、光熱費を抑えながら冷暖房ができることが利点ですが、それ以上にエアコンが見えないすっきりとした空間を作れる点も、大きな魅力です。 床下エアコンは …

合板価格と流通量の見通しを新潟合板に聞いてきた

2022.08.03

今年2022年2月、ロシアがウクライナへ軍事侵攻を始めたことにより、ロシアからの木材輸入が停止し、合板材料入手が困難となり、春ごろから市場で合板在庫が品薄状態となっていました。また合板価格も高騰し、1年前年には合板一枚1 …

外壁杉板張り(ウッドロングエコ塗装)の経年変化

2022.07.18

私の事務所で設計する建物の外壁には、自然塗料であるウッドロングエコを塗ったスギ下見板張りを良く採用しています。(杉板張りは、新潟では昔から多用されてきた外壁材です。杉材が最も身近に手に入りやすい材料だったことが関係してい …

木製玄関ドアの断熱性能は意外と高い

2022.07.14

私の事務所では、外装材に自然素材である木板張りをよく使うのですが、その外装に馴染む玄関ドアとして、既製品のアルミ製ドアでなく、自然素材の木を張った木製建具ドアをよく採用しています。玄関ドアに自然素材を貼ってあると、家に帰 …

スタディ模型で設計密度を高める

2022.07.13

「粟生津の平屋」プロジェクト。現在、スタディ模型を作って設計案を検討をしています。最初は縮尺1/100と、手のひらに載るくらいの大きさで、あまり細かな作り込みをせず、全体の空間構成や建物ボリュームが掴める程度の精度で作っ …

断熱性能に力を入れた建売住宅「ユニベールハウス岩室」

2022.07.11

「建売住宅」というのは、まだお住まいになる方が決まっていない段階で設計・建設を行う住宅で、開発事業者が土地を購入して建物を建て、土地+建物を合わせて販売する、つまり、建てて売る住宅のことです。当然、建て終わってから販売す …

敷地を読み取って設計に活かす

2022.07.04

敷地を読み取る 設計をする際には、まず最初に「敷地を読み取る」ことから始めます。敷地を読むとは、その敷地が持っているポテンシャルを読みとっていくことです。具体的には、その敷地の周囲にはどんな建物が建っているのか、その敷地 …