タグ:

屋根梁を表しにする技術

2022.10.29

「粟生津の平屋」ここのところ天候が悪く、しばらく現場作業が空いてしまいましたが先日、雨の合間を縫って建て方工事が行われました。 一般的な木造住宅の建て方工事は、現場で柱梁を組み上げるのに1日、建て方2日目に屋根防水シート …

ストローグ金物工法を採用するメリット

2022.10.29

「粟生津の平屋」では、ストローグ金物という金物工法を採用しました。参考までに、特殊な金物を使わない従来通りの木造工法は、在来工法(ざいらいこうほう)と呼ばれています。 こちらの建物は、柱・梁を隠さず、構造材を室内に表しに …

建て方工事2日目。棟上げ完了

2022.06.15

昨日に引き続き、ユニベールハウス岩室、建て方作業2日目です。今日はクレーンが設置され、上部構造の組み立て作業が行われます。クレーンで部材を吊り込み、順序良く建て込んでいきます。助っ人の大工さんも加わり、昨日よりも大工さん …

建て方工事1日目

2022.06.14

基礎コンクリート打設→型枠解体が終わり、「ユニベールハウス岩室」いよいよ建て方です。いま現在は柱梁材の加工を現場で行うことはなく、工場で事前に長さや組み合わせ部の加工(プレカット)を行い、加工の終わった部材を現場に搬入し …

環境負荷の少ない木杭地盤改良工法

2022.05.23

「ユニベールハウス岩室」が着工しました。まずは地盤調査を行い、建物が建つ場所の地盤がどれくらいの重さに耐えられるのかを、確認していきます。新潟は「新たな潟」という地域名だけに、もともと海抜が低く、古代には遠浅の海だった場 …

「ユニベールハウス」工事進行状況の確認

2020.12.09

「ユニベールハウス」工事進行状況の確認と打合せのため、現場へ。仕上げた材を傷つけないよう、工事の順番を天井→壁→床と上から下に順番に進めていきます。天井の工事が概ね終わり、現在、間仕切り壁の下地工事が進んでいます。壁下地 …

「ユニベールハウス」外装下地工事

2020.10.18

「ユニベールハウス」現在、外装下地工事が進行中です。以前は柱梁だけの骨組みでしたが、外壁下地が貼られ、外形が表れて家らしくなってきました。周囲の建物と比べ、ひと回り高さが低いためか、どこかしら可愛らしい印象があります。 …

「上越滝寺の店舗併用住宅」建て方工事

2020.09.30

「上越滝寺の店舗併用住宅」いよいよ建て方工事です。建て方工事というのは、今まで加工場で加工を行ってきた柱・梁材を現場へ運び込み、建て込んでいくこと。今まで基礎しかなかった現場にみるみる内に建物が立ち上がっていく様はいつ見 …

「ユニベールハウス」建設工事スタート

2020.09.22

「ユニベールハウス」建設工事がスタートしました。地盤改良工事→基礎工事→建て方と進み、柱梁が立ち上がりました。角地に建つ建物ですので、全貌がとても良く見えます。北側へいくに従って高さが低くなる片流れ屋根形状の建物。この屋 …

屋根端部をすっきりと納める方法

2020.09.20

「岩室の平屋」現場では現在、屋根工事が行われています。今回の屋根は、ガルバリウム鋼板葺きとしているのですが、ガルバリウム屋根葺きと一言で言っても実は、さまざまな葺き方があります。瓦棒葺き、縦ハゼ葺き、横葺き、と、その他多 …

「岩室の平屋」建て方工事

2020.09.04

「岩室の平屋」トラックで現場に運ばれた柱・梁材を、クレーンで一本一本吊り上げ、柱梁を組み上げていきます。この作業の事を「建て方(たてかた)」工事と呼びます。今まで基礎しか無かった現場に、ある日、急に建物が立ち上がってくる …

「上越滝寺の店舗併用住宅」柱梁材の加工打合せ

2020.09.01

「上越滝寺の店舗併用住宅」柱・梁材が加工場に搬入されました。この後、大工さんの手によって、接手部分の加工作業へと入っていきます。近年では、柱・梁材はPCでデータ入力し、機械で加工を行うプレカット工場で加工を行うが大半なの …

「岩室の平屋」基礎工事完了

2020.08.31

「岩室の平屋」基礎工事が完了しました。今回、(床裏断熱ではなく)基礎断熱を採用したので、基礎の側面には、断熱スタイロフォームが取り付けられています。写真で見えている水色ボードが断熱材です。 基礎コンクリート自体を蓄熱槽と …

「上越滝寺の店舗併用住宅」基礎施工図チェック中

2020.08.22

「上越滝寺の店舗併用住宅」先日、工事がスタートします!、と書きましたが、実はまだ現場では工事は始まっていません。(と言っても、さぼっている訳ではありませんので、ご心配なく。)水面下では、施工図の検討、各種計算書の確認、仕 …

「上越滝寺の店舗併用住宅」工務店との初顔合わせ

2020.05.20

「上越滝寺の店舗併用住宅」ここまでは設計者が仲介に立って見積もり金額の調整をしてきましたが、いよいよ工事契約を見据え、工事を請け負ってくれる工務店さんと施主さんが初めて顔を合わせる段取りとなりました。 工事の契約を行うの …

「燕のガレージリノベーション」工事完了目前

2019.12.04

「燕のガレージリノベーション」いよいよ工事完了、目前です。大工さんと最後の納まり打合せに。工事が始まった頃は、暑い中、汗をかいて打合せしてた記憶がありますが、気がつけば、既に肌寒い季節に。長い時間、手間を惜しまず、丁寧に …

ステンレスオーダーキッチンの製作風景

2019.03.12

「新潟青山のコートハウス」オーダーキッチンの製作が進んでいるということで、加工工場へ見学に行ってきました。こちらのステンレス加工工場は、新潟県燕市にある小さな町工場。小さいと行っても大手にも負けない技術力を持っています。 …

「上越高田の家」伝統的木組み工法

2018.12.24

「上越高田の家」年末迫る時期ですが、本日、建て方工事が行われています。例年ですと12月下旬には、ここ上越は既に雪が積もっている季節ですが、今年はここまで珍しく雪が積もることがなく、順調に基礎工事を進め、建て方を無事に行え …

「上越高田の家」手刻み加工について

2018.12.14

「上越高田の家」現場では基礎工事が進行中ですが、工務店の加工場では大工さんが柱梁の加工作業に入っていました。今回、施工をお願いしている久保田建築さんは、大工さんの手加工(手刻み)技術を売りにしている工務店です。今回の加工 …

「千葉花園町の平屋」もの作りの風景

2018.07.10

「千葉花園町の平屋」 現場では、大工さんがもくもくと作業中。内装下地などの木工事が進んでいます。 写真は、納まり検討中の図。現場監督さん、大工さん、建具屋さんが頭を擦り合わせるように集まって、ああでもない、こうでもないと …

「千葉花園町の平屋」現場納まり検討スケッチ

2018.06.25

「千葉花園町の平屋」建て方の後、しばらく天候も良く、現場は順調に進んでいるようです。現場は、外壁下地工事、屋根工事に続いて、サッシ工事へと進行していきます。現場からは、既に次の段階の質疑事項が送られてきています。現場にと …

「千葉花園町の平屋」棟上げ完了

2018.06.13

「千葉花園町の平屋」朝から始まった建て方作業。夕方には、無事に棟上げが完了しました。 大体皆さん、基礎の段階で現れた部屋の大きさ(間取り)を見ると「えっ!こんなに狭かったっけ?」と感じる事が多いようです。ただ、そう感じて …

「千葉花園町の平屋」建て方工事

2018.06.13

「千葉花園町の平屋」本日、建て方工事作業を行っています。「建て方」というのは、柱や梁を組んで建物の骨組みを組み上げる作業の事を言います。 朝8時前に現場へ集まり、四方をお酒と塩でお清めしてから建て方作業へ取り掛かっていき …

「千葉花園町の平屋」施工打合せ

2018.05.30

「千葉花園町の平屋」基礎配筋検査の後は、場所を移して現場監督さんと施工打合せ。設計者は、設計図面だけ描いて現場に渡せば終わり、という訳にはいきません。図面に描いてない細かな納まりや設備や構造などの検討事項を現場監督と打合 …

「ベーシックハウス」建て方作業

2017.07.14

「ベーシックハウス」いよいよ建て方が始まりました。「建て方」とは、工場で予め加工を施した柱梁を現場に搬入し、クレーンを使って組み上げていく作業のことを言います。今まで基礎しか無かった場所に突如、建物の骨組みが現れていく瞬 …

「与板の平屋」コンクリート受入れ検査

2017.06.29

「与板の平屋」いよいよ基礎コンクリート打設です。鉄筋を組み込んだ型枠の中へコンクリートを流し込んでいきます。 モルタルと水、砂利、砂を混ぜ合わせたジェル状のどろどろのコンクリートを生(なま)コンクリートと呼びます。生とい …

「与板の平屋」地盤改良工事

2017.06.19

「与板の平屋」基礎の掘削工事が始まりました。工事に先立って地盤調査を行った結果、地盤面下数m付近まで軟弱地盤が確認されたため、地盤改良を行っています。 今回地盤改良に採用したのは、木製杭を一定の間隔で打ち込む改良工法。セ …

「上越高田の平屋」表情を豊かにする外壁板金の張り方

2015.11.18

「上越高田の平屋」年末の完成まで、後1ヶ月を切りました。先日まで暑い暑いといって汗をかいて現場作業していたのが、気がつけば朝夕、肌寒ささえ感じるようになりました。ここ上越は新潟県内でも雪の多い地域。例年であれば12月にな …

「新潟浦山のコートハウス」ブックマッチのフローリング

2015.10.15

「ブックマッチ」という言葉、皆さんは聞いたことがあるでしょうか?建築や家具業界で、もともと1枚の板材を2枚にスライスし、両側に開いた状態の木のことを云います。左右に開いて置いた本のようであることからこのような名称がついて …

伝統的な建築技法

2015.09.21

「上越高田の平屋」柱梁の継ぎ手(接合部)の写真です。梁の側面から小さな木の棒が飛び出ているのが見えるかと思います。こちらは「込み栓」と呼ばれるものです。 柱と梁の接合部は、ホゾと呼ばれる差し込み穴と差し込み口によって組み …

上越高田の平屋 棟上げ

2015.09.19

上越高田の平屋、建て方工事が進行中です。既に加工を終え現場に運ばれた柱梁などの材料をクレーンで吊り上げ、組み立てていきます。複雑な角度で取り合っている材料同士がスポッと気持ちよく嵌まっていきます。(この建物には直角で納ま …

伝統的大工技術 板描きと墨付けと手刻み

2015.09.16

「上越高田の平屋」現場作業、進行中です。今日は大工さんの加工場へ打合せにいってきました。近年、柱梁や垂木などの構造材の加工はプレカット工場と呼ばれる機械加工工場で加工をするプレカット加工が主流となっています。パソコン上で …

大工伝統技術 仕口原寸模型

2015.08.11

「上越高田の平屋」は、クネクネと角度を持って折れ曲がる平面形状をしています。そのため、直角で交わらない部分が各所に現れてきます。取り合いが直角で無い上、更に勾配屋根が載るという大工さん泣かせの納まり。 このような納まりは …

ぎんなん保育園 曲面納まり加工

2014.03.28

ぎんなん保育園、改築工事現場へ。 現場では床フローリングの張り付け工事の真っ最中。 壁が曲面を描いているため、床材の切断角度は一定ではなく、 取り合う部分によって様々な角度で加工をしなければいけません。 職人さん達が一枚 …

「東三条まもる眼科」基礎配筋工事

2011.12.29

定例打合せのために「東三条まもる眼科」の現場へ。冷たい雨の降る中、職人さんたちが黙々と鉄筋を組んでいます。年上の職長が、若い職人に鉄筋の組み方を細かく教えています。 「鉄筋の定着長さってのは、な、、、」 「だめだめ。番線 …

「矢代田の家」ちょうな(手斧)仕上げ柱

2010.07.08

「矢代田の家」の加工場へいってきました。現場から施工を請け負っている新発田屋までは、車で20分。加工場では、明日建て込む屋根垂木を大工さんが加工中でした。設計図面を確認しながら、1つ1つ垂木を釘で留め付けています。 今回 …

「矢代田の家」少し角度を振った基礎

2010.07.08

矢代田の家の現場へ。 現場では基礎工事が完了し、明日の棟上げに備えて すでに土台が敷き込まれていました。 今回の建物は2棟の建物を、10度角度を振って並べた配置としました。 そのため、土台にも微妙な角度の取り合いが現れま …

「蓮野の平屋」屋根垂木構造表し

2008.07.25

「蓮野の平屋」屋根下地工事が完了しました。現在、屋根が出来ただけで、まだ外壁が無い状態ですが、隣地の緑の樹々がフレーミングされて見えるのが、とても印象的です。このまま全面を開放した空間構成というのも、魅力的ではあるのです …

「蓮野の平屋」建て方工事

2008.07.05

「蓮野の平屋」本日、建て方工事です。クレーンを据えて、トラックで順番に運ばれてくる柱梁材を一本一本吊り上げ、組み上げていきます。 今回、屋根垂木は構造部材であると同時に、仕上げ材として内部に現れてくる材料です。材料に傷を …

「柳橋のコンクリートボックス」コンクリ打放し仕上げのポイント

2007.02.21

「柳橋のコンクリートボックス」現場では、サッシ取付工事が進行中です。今回は仕上げは、コンクリ打放しですので、コンクリが打ち終わってしまえば、大方の工事は終了しています。サッシを取り付け、設備配管をして、電気配線と照明取付 …

「柳橋のコンクリートボックス」屋根配筋工事

2007.01.18

「柳橋のコンクリートボックス」屋根の配筋工事のチェックをしてきました。いよいよ今回が、最後のコンクリート打設となります。設計図面通りに鉄筋が配筋されているか、メジャーを当てて鉄筋の太さ、間隔、継ぎ手寸法などを確認していき …

「柳橋のコンクリートボックス」鉄筋コンクリート造の作り方

2006.12.15

鉄筋コンクリート造の作り方って、皆さんご存知でしょうか?鉄筋コンクリート造の現場の中に入る事は稀でしょうから、現場の中を紹介します。 コンクリートは固まると強固な物体となりますが、固まる前はどろどろの泥のような半液体状態 …

「柳橋のコンクリートボックス」型枠建て込み工事

2006.12.14

「柳橋のコンクリートボックス」工事は着々と進んでいます。 現在、3階床の鉄筋を組んでいるところです。敷地の両側とも隣地建物がぎりぎりまで迫っています。隣地外壁との隙間は約50センチ。その隙間に足場を立て、型枠の建て込みを …

「柳橋のコンクリートボックス」基礎配筋工事

2006.10.26

「柳橋のコンクリートボックス」基礎配筋工事が始まりました。改めて見ると本当に、敷地いっぱいいっぱいに建物が建ち上がるということが分かります。敷地境界ぎりぎりまで鉄筋が組まれているのが見えています。 この狭い隣地との隙間に …

江ノ島小屋 大型ガラス「気合い」の取り付け作業

2005.07.08

江ノ島小屋の河川に面した側は、景観を臨むために全てガラス面となります。柱の他は全てガラス面で構成されます。今日は、そのガラスを留め付ける工事が行なわれています。こちらの複層ガラス、高さが2.6mもあるので、かなりの重量に …

江ノ島小屋 柱梁の仕口納まり

2005.05.25

江ノ島小屋、建て方工事が始まりました。今回、柱梁を通常とは異なる組み方をしているため、上手く作業が進むか心配していましたが、思った以上にスムーズに作業が進んでいます。先日ブログに書いた特殊形状の仕口金物も難なく納まり、ほ …

江ノ島小屋 特殊形状金物の登場です

2005.05.23

建て方工事を目前に控えた、江ノ島小屋。土台の設置工事が行なわれています。で、こちらの写真の金物、なんだか分かりますか?普通の木造の現場では、目にすることは無いかと思います。 こちらの金物、上の写真は柱の下部に取付けるのに …