「上越高田の家」現在の現場は、基礎工事中です。基礎が曲がっているように見えるかもしれませんが、間違って配筋した訳でなく、目の錯覚でもありません。今回の建物は棟ごとに、少しづつ角度がついた建物なのです。よって、基礎にも角度をつけて配筋しています。
各部分とも直角に交わってくる訳ではありませんので、取り合いがより複雑になってきます。特に角度のついた登り梁の取り合いは、とても複雑になってきます。それでこそ、大工さんの腕の活かしどころ!と勝手に設計者は言ってますが。現場での加工は至難を極めます。手を掛けた分だけ、よい空間が生まれることを信じて進めてきましょう。(現場への励ましを込めて)
雪国での建築工事は、冬場は天候との戦いです。雪が積もるまでに何とか屋根まで掛けようと、現場は急ピッチで進んでいます。今年は例年よりも積雪が遅く、ここまで何とか順調に工事は進んでいます。この天候が持つことを天に祈りつつ。