「ユニベールハウス」の玄関は土間エリアを広めにとって、収納スペースに使っています。玄関土間を広めにしておけば、ただ単に靴の履き替えをするだけでなく、ちょっとしたアウトドア用品を仕舞ったり、DIY作業したり、自転車の整備をしたりと、さまざまな用途に利用できるようになります。床はコンクリート仕上げなので、少しくらい汚れても気になりません。もし汚れたら、ゴシゴシと水洗いすることもできますから。
玄関土間をただ出入りするだけで使うなんてもったいありません。いろんな用途に使うことで暮らしの可能性が大きく広がります。
玄関土間の壁面には可動棚を設け、カウンターには手洗いボウルを置きました。収納棚を設けたことで、壁一面が収納スペースになり、大容量のモノが収納できます。キャンプ好きな人ならテントやBBQ用具など、海好きな人なら釣り竿やサーフボードなど、思っている以上に道具ってありますよね。もし足りなければ可動棚を増やすことで、更に収納量を増やすことも可能です。
写真くらいの棚板があれば、結構な量が納まるのではないでしょうか。今回はコストを抑えるために壁を合板仕上げのままとしましたが、塗装で仕上げることで見せる棚にすることもできます。
最近はテレワーク需要も高まっていますので、このスペースをオフィススペースとして使うのも、ありかもしれません。今回は6帖ほどのスペースですが、もっと大きく設ければ、ちょっとした店舗スペースとしても使うこともできます。
玄関側には自転車を玄関内へ入れるためのドア設けています。ドアはガラス入りとして、暗くなりがちな玄関スペースに光を取り込もうと考えました。
玄関ドア横の壁には、ポスト口を組み込んでいます。ポスト口に投函されたモノは、カウンター上にぽろりと落ち、郵便物を外に出なくとも、室内側で受け取る事ができます。
小さな住宅だからこそ、スペースを有効活用することが大切です。床面積が小さくとも、工夫を加えることで、暮らしの幅が広がります。