「上越高田の家」新たな平面案がまとまってきたので、再びスタディ模型を作成中です。平面図だけでは、実際にどのような室内空間が立ち現れてくるのか、簡単にはイメージできないかと思います。特に平面に角度がついていたり、天井に勾配がついていたりと、複雑な構成の平面の場合、設計を仕事にしている私たちでも容易にその空間をイメージすることはできません。
そこで、スタディ模型が登場します。スタディ模型というのは、ボードを切り出し、接着材で貼り合わせて作った100分の1程度の小さな模型のことです。模型の中も覗けるよう、テーブルや椅子、キッチンカウンターなども、場合によっては作り込んでいきます。模型の中を覗けば、小さな小人になったように、その空間を疑似的に見ることができます。