散策した軌跡を建築空間へ変換する

上越高田の平屋の現場。基礎工事が完了しました。基礎は敷地の上をクネクネと折れ曲がり、U字型の平面を描いています。また敷地の高低差をトレースするように奥にいくほど基礎が高くなっているのが分かるかと思います。敷地面積が広く、建物の配置に制約がありませんでした。そこで敷地内を自由に歩き回り、その軌跡を手がかりに、そのまま建築空間として立ち上げる操作を行ない建築空間へと変換していきました。

建物内を奥へ奥へと歩いていくと次々と外の見える角度と床の高さが変わり、様々な体験をすることができます。敷地アプローチから一番奥の部屋まで距離60m。敷地の中を散策している様な建築空間が実現します。

基礎クネクネ 基礎クネクネ