「ベーシックハウス07」は外壁を杉板縦羽目板貼りとしています。こちらの外壁は、杉の経年変化を楽しむために、あえて塗装をせず、仕上げ塗装をせずに素地のまま貼られています。竣工から約5年。杉貼り外壁がどのように変化したか、現地へ確かめにいってきました。
竣工当時の写真を見ると、杉の明るい表情が印象的でしたが、5年の間、雨と風に晒された杉板は、シルバーグレー色へと変化し、味わいのある落ち着いた趣きへと変わっていました。まるでここで暮らしてきた時間が外壁に刷り込まれてきたかのような趣きです。
時間を経ることで、価値を失うのではなく、むしろ価値を増していく外壁仕上げ。それは自然素材を使ったからこそ出せる味なのでしょう。