神楽坂上の赤城神社へ。
今年、立て替えが行われ、境内の雰囲気ががらっと変わっていました。
デザイン監修は隈研吾氏。設計・施工は熊谷組。
ルーバ状の連続した線材、異素材である檜とガラスの組み合わせなど
隈風デザイン手法を踏襲しているものの、
他の隈事務所設計の建物と異なり、建築の本質に至っていない。
表層だけのデザインに感じてしまう。
やはり、監修では、設計者としての力の発揮が難しかったのだろうか。
神社としての本質性、荘厳さにはほど遠いように感じた。
”なにごとのおはしますかはしらねども
かたじけなさに涙こぼるる” 西行