知念按司の墓

グスクを通り過ぎ、獣道のような山道を上り、知念按司の墓へ。
樹々に覆われた細い道の先に、明るく開けた場所が見える。
ここが知念按司の墓だ。
上部には、ごつごつとした奇形の岩が見えている。
崖下のくぼみのような、自然の地形がそのまま墓となっている。
くぼみは石積みで塞がれ、この石積みの奥に知念按司が眠っているのだ。
原始的な風景を見たからなのか、何か圧倒的な力に、厳粛な気持ちになる。
何にしても、心地よい場所だ。

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