「岩室の平屋」スタディ模型完成

模型内部写真

「岩室の平屋」スタディ模型が完成しました。実際の方位に合わせて模型を置き、太陽の光を当てて中を覗き込みます。すると、室内にどのように陽の光が入ってくるか、疑似体験することができます。朝は、陽の光が東の窓から低い角度で差し込み、昼になると高い角度から落ちてくる光は庇で遮られ、床にバウンドした柔らかい光が天井を照らし、午後になると西へと光が移動していきます。

室内空間自体は形を変える訳ではないのですが、時間や季節で変化していく陽の光によって、室内空間の印象は刻々と変化していきます。窓の位置や大きさ、寸法に、少し操作を加えるだけでも空間の雰囲気がガラッと変わります。。窓一つとっても、その設ける位置には大切な意味があるのです。その空間を生かすも、殺すも、窓次第。疎かにはできません。