「上越滝寺の店舗併用住宅」ここまでは設計者が仲介に立って見積もり金額の調整をしてきましたが、いよいよ工事契約を見据え、工事を請け負ってくれる工務店さんと施主さんが初めて顔を合わせる段取りとなりました。
工事の契約を行うのは、設計者ではなく、工務店(建設会社や大工)さんです。工事が始まれば、信頼してお願いしなければいけませんので、実際に会ってみて、フィーリングが合うかどうか、誠実さや信頼感を感じるかどうか、価値観を共有できるか、話をきちんと聞いてくれるか、などなど、互いの相性を確認することが必要です。工事金額やコストというのは確かに大事ではありますが、きちんと工事を任せられる信頼関係、それができなければ、工事金額は安くとも、高い買い物になってしまいかねません。
施主さんは、わざわざ模型まで持参してくれ、模型を一緒に見ながら、確認したいことを一つ一つ丁寧に、工務店さんに聞いていました。打合せは終始、穏やかに進みました。契約の段取りも確認して、これで工事へと無事に進んでいけそうです。