「蓮野の平屋」本日、建て方工事です。クレーンを据えて、トラックで順番に運ばれてくる柱梁材を一本一本吊り上げ、組み上げていきます。
今回、屋根垂木は構造部材であると同時に、仕上げ材として内部に現れてくる材料です。材料に傷をつけないよう、釘が内部に見えないよう、慎重に作業をしてもらいます。設計者である私も、大工さんの後ろを追いかけては、そこは釘をこっちから止め付けてくれ、ここの納まりはこうできるか、など直接、大工さんへ指示を出していきます。架構組もみがそのまま表しになる建物は、いつもより気を使います。
朝から始まった建て方工事、夕方には無事に加工が組み上がりました。何とか、雨が降る前に、屋根貼り工事を終わらせてしまいたい所です。内部に現れる架構組、できれば濡らしたくないので。(雨に濡れると雨跡がついたり、木のアクが出る可能性があるので。)建て方の後、数日は雨の降らないという天気予報に合わせて建て方日を設定してはいるのですが。建て方が終わってもしばらく気が抜けません。