漆喰塗装の壁仕上げ

「上越高田の平屋」の壁仕上げには、漆喰塗料塗りを採用しています。漆喰壁というと、以前は、下地を何度も塗り重ね、左官屋さんがコテで丁寧に何度も押えて仕上げていましたが、最近ではローラーで薄塗りができる製品も普及してきました。塗装工事として、ローラー塗りができるため、左官であれば何日も掛けて、仕上げていた作業が数日で完了するので、時間、コスト、ともに節約できる点で、手軽に取り入れられるようになりました。(といっても、クロス張りよりは割高では、ありますが)

漆喰仕上げの特徴は、その艶消しのざらっとした肌理の細かい表面の仕上がりです。窓から差し込んだ光を壁が柔らかく受け止め、落ち着いた雰囲気の室内空間を作り出してくれます。

また漆喰素材は、調湿性能があるため、湿気の多い季節には壁が湿気を吸い、乾燥する季節には湿気を与えてくれます。空気中の湿度を補助的にコントロールをしてくれるため、室内環境が安定します。同じく吸湿性能を持つ仕上げ材に珪藻土という素材がありますが、こちらは固めるのに接着バインダーを混ぜ込む必要があるため、製品によっては、自然由来のものでないモノが混ざっている場合もあります。といっても、漆喰塗料も同様に、バインダーを混ぜている製品がありますので、成分表などを確認してみることをお勧めします。(天然由来にはこだわらないよ、という方であれば問題ないのですが。)

漆喰塗装仕上げ
漆喰塗装仕上げ
漆喰塗装仕上げ