「上越高田の平屋」完成見学会、終了しました。年末の忙しい時期にも関わらず、大変多くの皆さんにご来場いただけたことを大変感謝いたします。今回、お住まいになる方の暮らし方に絞ってカスタマイズした住宅ですので、一般的な解ではないのですが、お子さんから年配の方まで、意外にもどの方にも、ストレスなく気持ちよく過ごせそう、との感想をいただけました。
計画当初、敷地を歩いて感じたのは、どの方角にも山や緑の樹々が見え、とても素晴らしい環境だということでした。建築がこの環境を殺してしまわないよう配慮しつつ、設計を進めました。クネクネと折れ曲がる特殊な平面は、様々な方角に視線を向ける為に生み出された解でした。大きさ、方角、高さの異なるランダムな窓からは、遠くの山並みや木立、樹々の緑など、場所ごとに異なる風景が見え、建物の中にいながらにして周辺の自然環境を体感することができます。
今回の見学会で印象に残ったのは、この建設に関わった職人さん達が家族を連れて見学に見えたことです。誇りを持って仕事をした満足感があるからこそ、自分のやった仕事を家族に見せられるのでしょうね。見学会が終わるころには、外は一面真っ白に雪が積もっていました。いよいよ上越にも本格的な冬が訪れそうな気配です。デッキテラスなどの外構工事は年明けから工事を再開していく予定です。外構が整えば、また違った空間が現れることでしょう。引き続き、お楽しみに。