アルテピアッツァ美唄を訪れて

気持ちのよい天気の中、バイクを走らせる。風が心地よい。
向かう先は、「アルテピアッツァ美唄」
彫刻家、安田侃(やすだかん)氏の作品群を展示した美術館だ。
古い木造の小学校校舎を美術館に転用して使っている。
緑溢れる芝生の庭と、古びた木造の校舎。
庭を歩いていくと、濃緑のふっくらとした芝生の上に、
ぬるっとした質感の石の彫刻が、まるで置き忘れたかのように置かれてる。
変化し続ける植物の生命力と、
変化を拒み続けるような彫刻の永遠性。
お互いがお互いを引き立てているような、際立ったコントラスト。
時を経て古びた校舎の中には、
まるで、時間から取り残されたかのような存在の彫刻。
時を経て変化するものと、永遠性を内包しているものが共存する場所だ。

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