「岩室の平屋」設備インフラの撤去手続きなどが終わり、既存家屋の解体工事がスタートしました。先ずは内部のこまごまとしたモノの運び出し作業から始めていきます。建物の解体といっても、何でもかんでもごちゃまぜでトラックに積み込んで運び出していく訳ではありません。木材類、ガラス類、プラスチック類、金属類など、分別できるものはできる限り現場で仕訳けして、分別したゴミ毎にトラックへと積み込んでいきます。
分別せずに何でもかんでも混載して、混合廃棄物として捨てることもできるのですが、混合廃棄物は1㎥辺りの処分費が割高となるため、解体費を削減するためにも、人の手を使ってできる限り分別するという方法が、今の主流となっています。敷地が狭く、分別するスペースが確保できない場合などは、分別せず重機で一気に壊し、分別せずに処分するというパターンもありますが。
解体屋さんの職長さんが、どこから運び出すか、どこにどの資材をまとめるか、どこから解体していくか、など職人さん達へテキパキと指示を出し、みるみる間に物が運び出されていきます。解体屋さんと聞くと、強面で怖そう、というイメージがあるかもしれませんが、話をしてみれば、解体職人さん達はとても礼儀正しく、丁寧です。強面というより、むしろイケメン!
朝から始まった内部の運び出し作業は、夕方には概ね、片づけが完了しました。自分でやっていたら、何日どころか、何週間もかかりそうな作業を一日で片付けてしまうとは、流石プロ、仕事が早い。引き続き、重機を運び込み、建物の解体へと進んでいきます。