コンクリ打放し仕上げの浴室

「柳橋のコンクリートボックス」こちらの住宅の浴室は、コンクリート打放しを仕上げとしています。壁、天井ともコンクリート打放しに撥水塗料を塗布、床には防水が必要ですので、防水をした後にモルタル金鏝仕上げ床。浴槽廻りもモルタル仕上げ。モノトーンで統一し、都会的なクールな印象の浴室に仕上げています。

浴室から繋がるバルコニー側には、大開口のサッシを取り付け、視覚的に連続する開放的な空間としました。正面に見えるコンクリートの外部は、前面道路。開口の位置を調整することで、外部から覗かれないような配慮をしています。都心の密集地で、ここまで開放的な浴室は、なかなか無いように思います。

実際に私は、この浴槽に浸かったことはないのですが、とてつもない解放感を感じる事でしょう。最もプライベートな空間を開放的に。この逆説的な設計解法が、とても新鮮な空間を実現しています。

コンクリ打放し浴室