「燕の空き家リノベーション」既製品カウンターではなく、大工工事で作った造作キッチンカウンター、その後のレポートです。竣工後、しばらくして写真を撮らせてもらいましたのでアップします。こちらの造作カウンター、コストを抑えるため、集成材の板材を組み合わせ、天板に穴を開けて、ネットで購入した既製品のステンレスシンクをはめ込んだだけという、これ以上シンプルにできないくらい潔い作りのキッチンカウンターです。
写真を見ればわかる通り、とても良い雰囲気が出ています。このリノベーションした古い家にとても合っていて、まるで前からそこにあったかのような佇まいになっています。この雰囲気は既製品のシステムキッチンにはきっと出せないことでしょう。(といっても既製品システムキッチンが、このテイストを狙うとは思えませんが。)
この独特の雰囲気は、カウンター上に並んだカトラリーのセレクトと住んでいる方のセンスから来るものだと思います。シンプルさを極めていった先に、たどり着いた用の美しさ、とでも言えばよいのか。食器類を隠すのではなく、美しく見せる、収納の美。足すのではなく、引く。飾り立てるのではなく、そのまま見せる、実用の美が宿っているのを感じました。
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