道具と技術の可能性について

「燕のガレージリノベーション」進行状況の確認と納まり打合せのため現場へ。設計図面上にできるだけ細かく詳細納まりを表記しているのですが、やはり図面は2次元情報でしかありません。実際に現場で作っているものは、3次元。図面では表現しきれなかったり、現場で納まりが予想と違っていたり、といった事が現場では起こります。そんな時は、現物を見ながら打合せをするのが一番スムーズ。

現場の休憩時間に大工さんとお茶を飲みながら、現場打合せ。図面の裏に手書きでスケッチを描いて、これから加工していくものを視覚的に共有しながらイメージを膨らませていきます。大工さんと対話をしていくに従って、ここはこんな加工はできる?この納まりならこんなのが良いんじゃない?と、色々とアイディアが生まれてきます。 手から作り出す形というものは、大工さんが持っている加工道具と腕(技術)によって決まってきます。それらを制約と考えるのではなく、前提条件として受け止め、その中から可能性を探る。図面で書いていた以上の可能性がそこにはあるかもしれせん。

現場打合せ
現場打合せ
現場打合せ