「上越高田の家」大工工事概ね終わりに近づき、現場は内装仕上げ工事に入っています。この段階になると、塗装屋さん、タイル屋さんなどの仕上げを担当する職人さん達が登場してきます。タイルの割り付け方や細かな納まり、塗装の色合いや質感など、設計図面では詳細に指示しにくい内容を現場で職人さんと打合わせて決めていきます。
特に難しいのは、塗装色。ちょっとした色合いの違いで全く異なる雰囲気になりますし、色だけでなく、ツヤや質感も、空間の雰囲気を大きく左右します。塗装色を決める際には、何種類か塗装サンプルを作ってもらい、実際に現場にサンプルを並べて、見比べて決めていきます。
塗装が塗られると、室内の雰囲気が更にがらっと変わるはずです。工事完了まで残り10日。ここまでくれば設計者が決めることは、ほぼ終わりに近づいています。最後の引き渡し書類や完了検査申請書類の作成・提出、増減金額のまとめなど、そろそろ事務的な手続きを進めていかなければ。