「与板の平屋」耐雪仕様の屋根について

「与板の平屋」こちらの建物が建つ地域は、冬期には2m近くもの積雪がある時があります。そのため、屋根の上に雪が積もっても屋根がたわんだりしないよう、高さ1.8mの雪の積雪荷重を見込んで屋根部材の構造計算をしています。冬の間、雪下ろしをせずに雪を屋根の上に載せたままとする、いわゆる耐雪住宅仕様となっています。

通常の建物の屋根垂木に比べ、かなり大きな屋根部材が狭い間隔で並んでいるのが写真で分かるかと思います。また、屋根上の雪が滑り落ちていかないよう、屋根勾配も緩く設定しています。

雪国で暮らす人にとって、雪おろしや雪かきは、毎日の生活の中において、かなりのストレスになります。ちょっとした工夫で冬場の快適さが増すのは、とても良いことですね。と、この記事を書いているのはお盆前の猛暑日。冬は、まだまだ先のことですが。

耐雪屋根仕様
耐雪屋根仕様
耐雪屋根仕様
与板平屋