「燕の空家リノベーション」昨日に続いて、2階の床貼り工事が進んでいます。今回、床に貼る材料として選んだのは、ラワン合板です。えっ!それって下地によく使われるベニアじゃないの?と思われた方、そう、その通りです。仕上げというよりも、むしろ仕上げをしないという選択をしています。
ラワン合板を選んだのは工事費を抑える為、ということもありますが、このレトロな既存の雰囲気には、このラワンのざらっとしたラフな仕上げが合うのではないかと考えたからです。ラワン合板は、表面の触り心地がさらっとしていて、(その値段を考えれば)意外に脚触りが良い材料でもあります。
また現在は家具も無く、がらんとしていて床がよく見えますが、住み始めればテーブルやベッドを置くことになり、案外床は隠れてしまう箇所でもあります。隠れてしまう場所に限られた工事予算を裂くのは勿体ないな、という考えもありました。ただの合板かもしれませんが、貼り方次第では写真のように、落ち着いた雰囲気を作ることが可能となります。