「新潟浦山のコートハウス」竣工写真の撮影に行ってきました

「新潟浦山のコートハウス」お施主さんから庭の樹々が色づいてきました、との連絡を受け、さっそく竣工写真の撮影に伺ってきました。今回、撮影をお願いしたのは、新潟で活躍するフォトグラファー村井勇さん。今まで何度か雑誌の取材でお世話になっていましたが、正式に撮影依頼するのは初めて。村井さんは現地につくなり室内への光の入り方を確認し、素早くカメラを据え、家の中をあっちへこっちへ移動を繰り返しては、シャッターを切っていきます。真剣にファインダーを覗く姿は真剣そのもの。やはり素人の私が撮るのとは違います。

庭の樹々が色づき、先日伺った時とはまた庭の印象が異なります。季節の変化を感じながら過ごせるというのがコートハウスの一つの利点です。また太陽の光が、動かない建築に動きを与え、午前の光でみる室内の雰囲気、午後の光でみる室内の雰囲気、日が落ちてからみる室内の雰囲気、全く異なる表情を見せてくれます。四季の変化、時間の変化、天気の変化。様々な要素が建築に異なる表情を与えてくれます。一年を通して一度たりとも同じ場面に出会うということはありません。変化というものは面白いものです。

自分にとって、他の人が撮る写真というものは、建築の見え方を新たに自分に教えてくれるモノだと思っています。写真というフレームで切り取られた風景は、自分の見ている風景とは、全く異なって見えます。その写真をみて、なるほどこの空間はこんな風に見えるのかと、改めて気がつくことが多いのです。どんな写真に仕上がってくるか、とても楽しみです。竣工写真はできあがり次第、HPへアップしますので少々お待ちください。

村井勇 浦山のコートハウス竣工写真撮影 浦山のコートハウス竣工写真撮影 浦山のコートハウス竣工写真撮影