「燕ぎんなん保育園」構造スタディ模型による検証

「燕ぎんなん保育園」設計打合わせが進み、平面プランが決まってきました。平面の方向性が見えたところで、構造設計者と構造打合わせを行ないます。今回の計画で大きな課題は以下の3点。
・積雪荷重の大きな地域で、どの様に大スパンの木造屋根構造を成立させるか。
・屋根とシステムの異なる曲面壁の構造をどう成立させるか。
・2期工事に分かれる建物を(半分で)どう成立させるか。
課題を検討した結果、導き出されたのは、井桁状の梁をパーツ化し、組み上げていくという方法。アイディアは良いとしても、それを実際にどのように組んでいけばよいのか。構造検討模型を作ってイメージを可視化し、耐震性や施工性など、根気よく検証していきます。模型を見ながら構造設計者と、ああでもない、こうでもないと、ひとつひとつ問題を拾いだし、再度、平面を調整していきます。まだまだ先は長い。

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