ミレニアムパークの中に、夕日を受けてオレンジ色に輝く物体。
フランク・O・ゲーリー設計の野外音楽堂「ジェイ・プリツカー・パビリオン」だ。
ゲーリーといえば、くねくねとした外観デザインが特徴。
しかし、エーロ・サーリネン設計のTWAターミナルを見た後では、
なぜか表層的なデザイン操作に見えてしまう。
とても軽いのだ。
強い理由から出てきたデザインでなく、
まるで後から取ってつけたような。
野外音楽堂という建物の性格上、つまり、内部空間が無いため
表層(外装)の意味づけが弱くなってしまうのだろうか?
次は、ゲーリーのきちんと中身のある建築物を見てみたい。