千葉大の設計授業へ

先日、千葉大2年生の設計授業に参加してきました。
生徒にとっては、ほぼ初めての住宅設計。
一人一人からプレゼンを聞き、率直な感想を伝えていきます。
相手に何を伝えればよいか。一つ一つ言葉にして伝えることで
自分の普段思っていることが客観的に整理され、頭がクリアになっていきます。
この授業を通して、改めて自分がどのように設計を行っているのかが
単純化できたような気がします。
1、この建物、敷地にとっての問題点は何かを考える(問題設定)
2、その問題点を解決するための方法、アイディアを検索する(解法検索)
3、この流れを踏まえて設計をする(エスキス)
書き出してみると、至極当たり前のことですが、
設計をしていると、どんどんの目の前の事象だけにのめり込んでしまい、
客観的に案を考えることが出来なくなってしまいます。
学生たちの案には、1と2だけ、1と3だけ、2と3だけなど、
このプロセスの何処かが抜けている傾向が強かった。
今度は、この3つのプロセスを確実に踏んでいくことを意識していってほしい。

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