大槌町7日目。
今日は自転車で各避難所を回った。
何カ所かの避難所では、先日ヒアリングした必要物資がすでに届いていた。
避難所の方々のほっとした顔に、逆にこちら側が安堵する。
こうして、必要とする人たちに必要なものを直接支援する活動。
これが実現していけば、被災地支援の新しいカタチができると思う。
避難所には少しづつだが確実に物資が届きはじめている。
モノが充実した後には、今度は心のケアが重要になってくる。
ただ落ち込んでいるだけでは、復興を実現することはできない。
被災地の人たちが悲しみを乗り越え、次に向かって進むための心のサポート。
訪れた安渡小学校では、丁度、自衛隊によるバンド演奏が行われていた。
前に出て無邪気にタクトを振り、はしゃぎまわる子ども達。
ニコニコと笑顔でそれを見ている人たち。
この街で生きていくための強い心を。
瓦礫の中から力強く立ち上がるための希望を。
すでに支援のカタチは次の段階に入っていたのではないかと思う。
自衛隊の演奏する愛燦々のメロディー、目に涙がにじむ。