先日、新たに家を建てたいというご夫婦が事務所にいらっらいました。取りとめのない話しの中から、ご夫婦の人となりを自分なりに想像しながら、平面 をスタディをしています。どんな暮らしを求めているのか。普段、どんな時間を過ごているのか。クライアントの一つ一つの言葉の行間から、その人の暮らしイ メージし、想像を膨らませていきます。
何案も考えた中から今日、一つのプランを提案します。今回提案するのは、くねくねと折れ曲がった平面の家。既存の敷地には、クライアントの祖父祖母の時代からの立派な樹々が何本も生えていました。その樹々に敬意を表し、樹の根っこを避けるように、くねくねとした平面の建物を建ち上げました。
建物の中を歩くと、窓の外には様々な角度で樹々の緑を感じられるでしょう。まるで森の中を散歩するように。先祖代々の樹々と共に暮らす家。