あかり作家、中谷澄子さんより個展の案内が届いた。
新潟市東堀の画廊、FULL MOONにて11月14日まで
開催しているとのこと。早速、足を運んでみる。
ほの暗い古民家の画廊の中へ足を踏み入れると、
外の雑踏とは一転、静謐な空気に包まれる。
その中に手掻き和紙や蔦、流木などを使った
作品が柔らかなあかりを纏い、ひっそりと佇んでいる。
出来る限り自然物そのままの形態を活かし、
自分の恣意性が前面に出過ぎないよう、気をつけているとのこと。
普段、私が気をつけているデザイン意識にも、やや近い考えだ。
恣意性が強すぎれば、嫌らしさだけが鼻についてしまい、
また、自然そのままだけでは、モノの物性だけが目につき、
作り手の創造性がなく面白みに欠ける。
その絶妙なバランスが大事。共感できる感覚。