神護寺を訪れて 投稿日 2009年9月24日 高山寺近くの神護寺へ。 長い長い階段を上っていくと、樹々の間に楼門が見えてくる。 見上げる様なかたちで見る楼門は威圧的でさえある。 境内に入ると、一転、明るい空気に包まれる。 境内奥へと進み、薬師如来立像の安置されている金堂へと足を踏み入れる。 大きな屋根に覆われた伽藍の奥、ひっそりと薬師如来像が鎮座している。 この場に一歩足を踏み入れると、現実が一気に遠くなった気がした。 外の音が次第に遠くなる。現世から遠く離れたあの世を思う。 関連記事 吉村順三+奥村昭雄設計「愛知県立芸術大学講義棟」を訪れて 2019.04.19 横河工務所設計「京都伏見稲荷大社儀式殿」を訪れて 2015.09.03 菊竹清訓設計「出雲大社庁の舎」を訪れて 2014.02.02