「燕のコートハウス」壁塗り自主施工

「燕のコートハウス」今日は壁塗り工事です。といっても、今回は施主さんを交えて自分たちで壁塗りを行なうのですが。集まったのは、施主さんご家族、両親や友人たちプラス設計者の数名。皆さん、壁を塗るのは当然、初めて。まずは設計者である私が全体の手順を説明し、実際に材料を作って壁に塗って手本を見せます。その後、見よう見まねでみんな一斉に壁塗りをスタートしました。職人さんによって下地パテまで仕上がった壁にローラーでひたすら塗料を塗り付けていきます。

今回選んだ壁の塗料は、ホタテの貝殻を焼成して作ったという漆喰塗料です。舐めても害がない天然由来の材料を使っており、吸湿性能があり、室内環境を安定させるのに効果があります。その塗料を手作りの跡が残るざっらとした表情に仕上げていきます。

全員、頭にタオルを巻いて、真っ白になりながら作業に没頭。朝から始めて夕方には概ね作業が終了しました。家一軒の壁を一日で塗り終わるのに丸一日、作業としてはかなり速い方です。自主施工はコストを下げるためだけでなく、みんなで一緒に家づくりをするという充実感の方に意味があると思います。自分が住む家に自ら関わっていく。そうすることで自分の家なんだという実感が生まれ、家に対する愛着が湧いてくるのだと思います。

一日経てば塗料が乾くので、明日ムラのある部分に再度塗装を行い、さらに完璧な仕上を目指します。明日の仕上がりが楽しみです。

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