中野のコートハウス 柱頭納まり 投稿日 2006年3月4日2020年10月19日 中野のコートハウスの屋根梁。勾配のついた梁が柱の上に何本も集中して取り合ってきます。そのまま梁と柱を交差させたのでは、部材同士を切り欠いてしまい、断面欠損が非常に大きくなってしまいます。そこで今回、柱頭に鉄骨で製作した金物を取り付け、そこに梁を差し込むという方法を採用しました。複雑な角度で取り合ってくるため、上手く嵌まるか不安でしたが、現場では問題なく組み上げることができました。仕上がってしまえば隠れてしまう納まりですが、現場ではこのような様々な処理事項が次々と現れてきます。 関連記事 中野のコートハウス 回廊のような空間 2006.03.22 「中野のコートハウス」柱頭金物の製作図 2006.02.15 「中野のコートハウス」関東ローム層地盤の確認 2005.12.12