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建築費のコストダウンを図る

2024.09.20

設計事務所の業務は、住まい手の要望を盛り込んで図面を作成するのが基本的な業務で、施工工事を請け負うわけではありません。実際に建物を作る際は、地元の工務店や大工さんに、出来上がった図面を渡して見積りをお願いすることで、建築 …

デジタルとアナログを使って設計を進める

2024.08.27

現在、松野尾の平屋の設計が進行中です。最近は、図面作成はパソコンのモニタ上で行い、依頼者とのやり取りもメールで行うことが大半ですので、紙図面などのアナログ媒体でのやり取りはめっきりと減ってきています。以前であれば、設計を …

オフィス プラン検討の進め方

2024.02.29

工場内に事務所を増設したいとの依頼を受け、現在プランの検討を進めています。一言でオフィスと言っても、どのような事業業態なのか、どのような人がオフィスを訪れるのか、パソコンの使用状況や書類のストックなど、100の仕事があれ …

既存樹木を活かして設計する

2023.11.28

建物の設計を進める際には、そこに暮らす方の住まい方や趣向、生活パターンなど内的な要求が一つの手掛かりになりますが、内的な手掛かりとは別に、外部環境から生まれてくる手掛かりというものもあります。 建物は、外部環境から切り離 …

設計監理とは何か

2023.10.04

建築設計と聞くと、机に向かってコツコツと設計図面を描くことだけが仕事と思われるかもしれませんが、実は図面を描くだけが仕事ではありません。建設工事が始まってからも、設計者は設計図面と異なる部分が無いか、小まめに現場の進行を …

インテリア模型で内装を検討する

2023.08.27

「越後曽根の平屋」プロジェクトの進行状況です。以前、模型を使って設計スタディを進めている記事を書きましたが、今回はその続編です。更に詳細なインテリア模型を使って内装の設計検討をしていきます。 インテリア模型を作る アイデ …

建築工事費見積り書から適正金額を探る

2023.08.18

設計図面もまとまり、さあ、いよいよ工事へ!と行きたいところですが、そんなに直ぐに進めることはできません。図面にまとめた仕様の建物が、一体いくらの工事費になるのか、工務店に工事見積もりをとり、工事契約をしなければ工事をスタ …

プランニングを進めながらの土地探し

2023.05.30

「越後曽根の平屋」プロジェクトがスタートしました。昨年からいくつか土地の候補を選び、土地探しからサポートしてきましたが、やっと希望に合う土地を見つけることができ、本格的に設計業務が始まりました。 こちらのプロジェクトは、 …

土地探しの段階から設計相談を受けられます

2023.05.29

土地が決まってから設計事務所や工務店に相談するのが通常と思われているかもしれませんが、私の事務所には、具体的な計画地が決まっていなくとも、土地探しの段階から相談に来られる方も多くいます。土地選定の段階で早めに設計相談を受 …

手を動かして設計案を考える

2022.09.23

私は設計案を考える際には、ペンや色鉛筆を使って手でスケッチを描き進めることから始ます。頭の中に思い浮かんだイメージをできるだけ素早く、忘れる前に書き留めておくような感じで、ぱぱっと一気にスケッチしてしまいます。この過程を …

設計に掛かる期間はどのくらいか

2022.09.15

「粟生津の平屋」プロジェクト。しばらく期間が空いてしまいましたが、ぼーっとサボっていた訳ではありません。施主さんと打合せを重ね、打合せで決まった内容に沿って実施図面を作成し、その図面をもとに更に打合せを行い、何度も図面修 …

木製玄関ドアの断熱性能は意外と高い

2022.07.14

私の事務所では、外装材に自然素材である木板張りをよく使うのですが、その外装に馴染む玄関ドアとして、既製品のアルミ製ドアでなく、自然素材の木を張った木製建具ドアをよく採用しています。玄関ドアに自然素材を貼ってあると、家に帰 …

スタディ模型で設計密度を高める

2022.07.13

「粟生津の平屋」プロジェクト。現在、スタディ模型を作って設計案を検討をしています。最初は縮尺1/100と、手のひらに載るくらいの大きさで、あまり細かな作り込みをせず、全体の空間構成や建物ボリュームが掴める程度の精度で作っ …

敷地を読み取って設計に活かす

2022.07.04

敷地を読み取る 設計をする際には、まず最初に「敷地を読み取る」ことから始めます。敷地を読むとは、その敷地が持っているポテンシャルを読みとっていくことです。具体的には、その敷地の周囲にはどんな建物が建っているのか、その敷地 …

建材の値上がりに対処するために

2022.04.22

ユニベールハウス岩室は現在、工務店から出てきた見積もり金額の調整中です。昨年から続いている木材不足(ウッドショック)による影響で、国内の柱梁材の価格が大幅に上昇しています。また、ロシアのウクライナ侵攻、原油価格の上昇に伴 …

窓と外観デザインのまとめ方

2022.04.03

こちらの住宅は現在、基本プランが固まりつつある段階です。この段階で、窓の配置や大きさ、開き勝手などを平面と合わせて検討していきます。検討の際、単純に各部屋に窓を設けていけば良い訳ではありません。室内空間を美しく、かつ、外 …

住宅設計の進め方

2022.03.29

住宅設計とはどんなものなのか?その中身はどんなものなのか? 設計事務所が実際にどんなことをしているのか、具体的にイメージできる人は少ないでしょう。一言で住宅設計といっても、設計士が100人いれば、設計の仕方は100通り違 …

「岩室の平屋」施工図チェック

2020.08.19

「岩室の平屋」柱・梁の加工作業を前に、工務店より施工図面が送られてきました。設計図でも架構図面を描いてあるのですが、加工を行う工務店や加工業者さんは、それとは別に、実際にどのように加工を行うかを検討するため、加工図(施工 …

「岩室の平屋」スタディ模型作成

2020.06.27

「岩室の平屋」現在、スタディ模型作成を作成中です。当然のことながら、平面図や立面図といった図面は、紙の上(またはモニタ上に)に表現される2次元情報です。しかし、実際に立ち上がってくる空間は、3次元であり、また、空間同士の …

「上越滝寺の店舗併用住宅」確認申請許可証

2020.06.24

「上越滝寺の店舗併用住宅」建築確認機関で審査をしていた確認申請の許可証が下りました。通常だと、木造2階建て規模の住宅は、確認申請提出してからおおよそ1週間くらいで許可が下りるのですが、今回は建物用途が店舗併用住宅であるこ …

「上越滝寺の店舗併用住宅」建築確認申請書の作成

2020.05.28

「上越滝寺の店舗併用住宅」工事をスタートさせる為に、建築確認の申請書類を作成しています。「建築確認」とは、何ぞや?とお思いの方も多いでしょう。建築を建てる機会がなければ、「建築確認」という言葉を聞く事はきっとないでしょう …

模型を作ることの意味

2020.05.02

「上越高田の家」のスタディ模型の内部を写真に撮ってみました。模型の内部を覗くと写真のように見えます。平面図や断面図などの2次元情報に比べて情報量が多く、どのような空間となるのかがイメージしやすいのではないでしょうか。模型 …

設計の手段と目的について

2020.04.30

設計をすることは、コミュニケーションをすること いきなりですが、最近思ったことを言葉にしてみました。設計の仕事といえば、図面を描いたり、模型を作ったり、スケッチを描いたりと、さまざまな業務がありますが、それらは全て依頼者 …

「オンライン家づくり設計相談」始めました

2020.04.30

コロナ(covid-19)ウィルスの影響により、ステイ・ホーム、外出を自粛されている方も多いかと思います。そんな社会状況に対応し、私の事務所でも、直接対面型ではなく、オンラインでの設計相談に対応していきたいと思います。 …

仕事環境の変化

2020.04.25

2020年初頭から世界中へ一気に感染が広がった「covid-19」ウィルス。人との接触を避ける事で感染拡大を防ぐという対策のため、オフィスへ出勤せず、家で仕事をすることになった人も多いだろう。私の周りでは、オフィスでなく …

「住宅」に求められる質とは、何か?

2020.04.23

大半の設計者は、住宅の設計を進めている際、住まい手の要望を盛り込み、できる限りその要望を実現しようという事で頭がいっぱいになっていることだろう。(当然、住宅を建てようと考えている住まい手も同時に)しかし、ふと手を止め、そ …

屋内の空間構成に変化をつける

2019.04.25

「上越高田の家」完成見学会を数日後に控え、工事は最終段階に入りました。カウンターやキッチンなどの家具が搬入され、床に貼られていた養生シートが剥がされ、いよいよ室内空間の全貌が現れました。 今回は、内部の空間構成に、スキッ …

平面プラン検討

2018.05.06

「上越高田の家」現在、平面の検討を進めています。ある程度の平面の方向は決まったのですが、かといって、すんなり設計作業が進んで行くわけではありません。施主さんと打合せを重ね、より良い案となるよう、更に平面の検討を進めていま …

「上越高田の家」平面スタディ

2018.05.05

「上越高田の家」施主さんとの打合せ内容を元に、平面案を練り直しています。一つの案だけでは、その案が本当に、施主さんの生活イメージに合った空間となっているかは分かりません。そこで前回の提案とは異なる方向性で改めて平面案をス …

「上越高田の家」平面スタディ

2018.02.16

「上越高田の家」現在、先日作成した周辺模型を眺めながら平面をスタディ中です。最近は図面をパソコン上で(つまり、図面作成ソフト=CADで)書く事が多いのですが、最初の段階だけは、敷地図の上にフリーハンドで描き始めます。 な …

土地購入前の相談

2017.10.29

以前、完成見学会にいらしていただいたお施主さんより連絡をいただき、一緒に購入予定の敷地を見学に行ってきました。計画敷地が決まっていなければ、設計依頼が出来ない訳ではありません。購入希望の敷地が見つかった時点で連絡いただけ …

「寺尾西の家」長いスパンで考えること

2017.07.08

たまたま近くを通りかかったので「寺尾西の家」にちょっと寄り道。こちらの住宅、2009年竣工ですので、改めて考えると竣工から7年半の時が過ぎているんですね。建築のプロジェクトは、始まってから終わるまで、短くとも1年、長けれ …

「ベーシックハウス」プレカット図チェック

2017.06.09

「ベーシックハウス」いよいよ現場での作業が始まりました。設計者は、基本的に設計図面を描くだけで、現場が始まれば後は黙って待つだけでよい、なんて事には当然なりません。現場の進行に先立って、様々な書類や施工図をチェックしてい …

「与板の平屋」実施図面、作製中

2017.05.30

「与板の平屋」模型によるプレゼンも無事終わり、プレゼンを行った当初の方向性は変えずに進めることになりました。が、当然そのままの平面で、という訳にはいきません。お住まいになる方も、模型や図面を見ることで、初めて具体的な生活 …

「立川の3世帯住宅」仕上材の選び方

2016.12.11

「立川の3世帯住宅」内装仕上げ材の選定を行なっています。「えっ?仕上材って設計の時点で決まっているんじゃないの?」と、お思いになるかもしれませんが、仕上げに使う材料自体は設計図面で指定してあるものの、その色やテクスチャー …

「立川の3世帯住宅」見積もり査定中

2016.06.09

「立川の3世帯住宅」完成した実施図面を工務店へ渡し、見積もり依頼をしました。図面がかなりの枚数になるので、見積もりには、それなりに時間がかかります。場所毎で使用する建材や構造的な仕様を細かく指定しているので、見積もりを依 …

設計図面を書くことは、料理レシピを書くようなもの

2016.05.11

「立川の3世帯住宅」先日から描き進めていた実施図面が完成しました。建築意匠図や構造図、設備図、電気図など、図面枚数100枚以上になります。1軒の住宅を建てるのに、ここまで図面を描くのは少し多すぎるのかもしれませんが、細か …

2世帯住宅を設計する上で最も大切なポイントは

2015.12.22

2世帯住宅の設計で最も大切なポイントは、世帯間(世代間)の距離を設定することです。2世帯と一言にいっても、その関係性は多種多様。距離の近い世帯もあれば、距離の離れた世帯もあります。100世帯があれば、100通りの解がある …

雪国で平屋を設計する際に考えたこと

2015.12.04

「上越高田の平屋」完成見学会に先駆け、設計コンセプトなどについて質問を受けましたのでこちらに再録します。雪国で平屋!?とお思いになるかもしれませんが、あちこちにアイディアを盛り込んだ、雪国らしい素敵な空間が出来上がってい …

調査鑑定書の作成業務について

2015.11.28

建築関係の訴訟や調停において必要となる「私的(調査)鑑定書」。私の事務所では、このような調査鑑定書の作成業務も行なっています。設計事務所といっても、建物の設計業務だけを行なっている訳ではないのです。現地調査や報告書の作成 …

「上越高田の平屋」製作家具のラフスケッチ

2015.11.27

「上越高田の平屋」家具の製作図面が現場より届きました。キッチンカウンターや洗面台、壁面収納など、今回は既製品を使わず、全て特注で製作を行ないます。カタログから既に出来上がった製品を選ぶ訳ではないので、仕上材やカウンター高 …

「上越高田の平屋」仕上材を決める際のポイント

2015.11.23

現場打合せのため「上越高田の平屋」へ。現場では天井や壁の下地材の取り付け工事の真っ最中。施主さんと現場の中を歩き回り、実際に空間の雰囲気を確認しながら、最終的な仕上げ材の色目や質感を決めていきます。 図面上で想像していた …

「岩室の家」町並みに溶け込む建ち方

2015.11.16

「岩室の家」の外観は、一見すると普通の家に見えるかもしれません。それくらい町並みに溶け込んで見えます。こちらの家の設計条件は「瓦屋根をのせること」でした。学生時代からモダニズム建築を学んできた私にとって、この設計条件は非 …

見積もり金額の調整作業

2015.06.13

「上越高田の平屋」現在、工務店から出てきた見積もりを査定をしてる最中です。細かな納まり図や構造図、設備面、家具製作図など、作成した実施図面はA3×125枚。住宅の図面にしてはちょっと多いかもしれませんが、ここまで描かない …

「水原の家」検討模型作製

2014.12.28

「水原の家」平面検討を経て、何案か平面がまとまってきました。平面だけではイメージを伝えにくいので、検討模型を作ってみました。今回提案するのは、正方形平面案と長方形平面案の2案。この2案を見比べ、施主さんと打合せをし、より …

「上越高田の平屋」間取りを検討する

2014.11.03

新潟県上越市高田で住宅プロジェクトがスタートしました。今回計画している敷地は、十分な広さがあり、敷地内のどこに、どんな形で建物を配置してもOKという条件。設計者にとって、とても贅沢な?、いや、設計者泣かせの敷地です(笑) …

「東三条まもる眼科」診療所の設計にあたって考えたこと

2014.02.25

先日、東三条まもる眼科の設計コンセプトに関してインタビューを受けました。設計意図を知ってもらう為、インタビュアーとのやり取りをここに掲載します。読んでもらえれば、どのような経緯で何を考えて設計を進めていたのかが、ちょっと …

「ぎんなん保育園」保育園を設計するにあたって考えたこと

2014.01.28

ぎんなん保育園の建て方作業。すべての梁が組み上がり、無事に上棟を迎えました。力強い構造梁に支えられた、木造の大空間。中に入ると理由無く、そのスケール感に圧倒されます。大屋根の下には、曲面壁に囲われ、流れるように奥へ奥へと …

模型をつくること

2013.05.01

エスキスで大まかなのプランの方向性を決めた後は、 1/100模型を作りながらプランの詳細を詰めていきます。 空間の繋がり方や部屋同士の見え方など、2次元の平面図では見えてこなかった 色々な事象が3次元の模型を作ることで見 …

設計エスキスとは

2013.05.01

平屋住宅のプランをスタディ中。 パソコンで書いたベース図面の上に、トレーシングペーパーを敷いて、 その上から、いろんな色のペンでイメージを書きこんでは消し、 消しては書きという作業を繰り返していきます。 この作業を、設計 …

燕ぎんなん保育園 スタディ模型の内部

2013.04.24

円形壁に囲まれた柔らかな空間。 実際にどんな空間になるのか、スタディするために模型を作成中。 局面壁を建て込んで、模型の中を覗いてみます。 そこには、既存にある空間とは全く異なる、とても楽しく創造的な空間が現れていました …

燕ぎんなん保育園 平屋案スタディ

2013.04.22

燕ぎんなん保育園計画。 2階建て案を検討してきましたが、最終的には、平屋案に戻す方向に。 2階建て案では、1階と2階の子供が離れてしまい、触れ合う機会が少なくなること。 また非常時の避難のし易さという点で、平屋案の方が避 …

2世帯狭小住宅 模型作成

2013.01.13

プランスタディで大まかな方向性を決定した後は、 模型を作りながら、考えを進める。 私の場合、空間構成の検討を進めていく際、 平面図を書きながら検討をするよりは、 模型を作りながら検討をしていくことが性に合っているのか、と …

2世帯狭小住宅スタディ

2013.01.08

狭小住宅をスタディ中。 さらに条件が一つ、加わりました。 親世帯、子世帯が同居する「2世帯住宅とすること」 生活時間帯や趣向が異なる世帯(世代)が同居をしていくためには、 お互いが気にならない適度な距離感を実現することが …

狭小住宅スタディ

2012.12.24

狭小敷地に住宅を建てるプロジェクトが始まりました。 まずは、間口4m×奥行き12mのいわゆる うなぎの寝床と呼ばれる敷地でプランを考え中。 道路面以外の3方向からの採光が期待できないため、 トップライトからの光を階下へと …

燕ぎんなん保育園 2階建て案スタディ

2012.11.20

燕ぎんなん保育園計画。 保育園スタッフと打合せを行い、要望や意見を反映し、 プランを作り直し、再び打ち合わせ、という工程を何度も何度も繰り返す。 今回のプランスタディで13案目。 現在は、2階建て案を検討中。 園舎プラン …

「鵠沼のオフィスリフォーム」仕上材の質感で変わる空間の雰囲気

2012.11.19

仕上げサンプルを睨みながら、製作家具図の確認中。家具面材の着色した風合いと他の内装材とのバランスを考えながら、最終的な仕上材の色を決めていきます。 仕上げ材の質感や色目は、スケール感とともに、空間の雰囲気を決めるのにとて …

鵠沼の家 1/50模型

2012.11.12

こちらは、内部の空間スケールを検討するために作った1/50模型です。 設計図面というものは2次元ですが、私たちが実際に設計しているのは3次元の空間です。柱梁などの構造体やサッシ、仕上げ材などの物質を組み合わせることで空気 …

診療所リフォームの提案

2012.07.25

友人より相談を受けた診療所のリフォーム計画。 エントランスと受付スペースの印象を、がらっと変えたいとの要望。 患者さんがリラックスして診療所を訪れる雰囲気が作れないか、と。 さっそく内装模型を作って、雰囲気をシュミレーシ …

「鵠沼のオフィスリフォーム」空間という抽象的なモノを共有するために

2012.07.20

オフィスの改装提案。今回はインテリア、つまり、内装の改装提案のため、いつもより模型をスケールアップして作製しています。家具などもより精巧に作り、スケールを確認していきます。打合せではクライアントにも模型の中を覗いてもらい …

そりっどハウス 季節とともに変化する空間

2012.07.07

打合せのためにそりっどハウスへ。 ちょうど夕陽が差し込んでいる。 ほんの一瞬、家の中がオレンジ色の空気に包まれる。 季節や時間の移り変わりに従い、表情を変えていく空間。 変化しない建築というものに、太陽が生命力を吹き込ん …

スタディ模型を使って思考する

2012.06.18

現在、基本設計を進めている「花ノ牧の2世帯住宅」のスタディ模型を作製中です。2次元で書いた平面図を、模型として3次元に立ち上げてみることで、光の入り方や空間のスケール、視覚的な繋がり、各部屋同士の関係などなど、見えなかっ …

東三条まもる眼科 模型作成

2012.04.26

今週末の完成見学会に向け、東三条まもる眼科の模型を作成中です。 検討(スタディ)模型ではなく、完成模型ということで、内部の仕上げの質感や、家具まで出来る限り正確に実際の建物と同じ表情となるよう、作り込んでいきます。 最後 …

東三条まもる眼科 アフォーダンスをデザインに

2012.04.09

東三条まもる眼科。いよいよ内装工事も終了がみえてきました。仕上げ工事はほぼ完了し、後は細かい納まりを調整するのみです。こちらの建物、各部屋の壁仕上げが異なっているのが特徴です。 暗検査室は、濃いグレーの左官仕上げ。 診察 …

そりっどハウス 包容力のある建物を

2012.04.02

そりっどハウスへ。 「そりっど=無垢」というだけあって、こちらの住宅、素材で溢れています。 外壁のレッドシダー張りや墨モルタル塗り、 内部の無垢カウンターや無垢フローリングなどなど。 自分の設計する建築は、本当に様々な素 …

東三条まもる眼科 スタディ模型作製

2012.03.15

東三条まもる眼科は工事は着々と進行しています。 工事に平行して設計では、最終的な受付カウンターの形状を決めるための模型を作製中です。 何パターンかのカウンター模型をつくり、模型の中に置き、何度も覗いては、少しづつカタチを …

松庵の家 様々な角度・方向から樹々の緑を楽しむ家

2012.02.01

今日から2月。 気がつけば、年が明けて、もう1ヶ月が過ぎています。 「松庵の家」の工事も残すところ、あと数週間。 工事が進み、建物の全貌だいぶ見えてきました。 こちらの建物、既存の敷地内に多くの樹木があったため、 その樹 …

東三条まもる眼科 ロゴ検討

2011.08.27

東三条まもる眼科の設計打合せのため、新潟へ。 建物プランも概ね決定し、打合せの内容は、内部仕上げの仕様など、 更に詳細な方向へ話が進んでいく。 設計打合せの合間に、ロゴのデザインの方針を検討。 今回のロゴやHPのデザイン …

東三条まもる眼科 打合せ

2011.07.09

新潟県、東三条駅前に計画中のまもる眼科。 今日は、敷地周辺の模型を眺めながら、クライアントと打合せ。 敷地模型を上から眺め、互いに意見を交わす。 模型を目の前にすると、敷地に立った視点(印象)とは、 また違った視点を得る …

千葉大の設計授業へ

2011.05.31

先日、千葉大2年生の設計授業に参加してきました。 生徒にとっては、ほぼ初めての住宅設計。 一人一人からプレゼンを聞き、率直な感想を伝えていきます。 相手に何を伝えればよいか。一つ一つ言葉にして伝えることで 自分の普段思っ …

現地調査

2011.05.24

計画地を訪れる。 敷地周辺の交通量や人通り、街の雰囲気や音など。 建物を構想する前には必ず現地を訪れ、 住宅地図や検索したデータでは掴めない情報を自分の体で確認する。 車を降りその街を実際に歩いたり、人と話をしてみたり。 …

穀町の家 リフォーム打合せ

2011.05.12

友人から住宅リフォームの依頼があった。 早速、友人宅を訪れ、打合せ。 図面を眺めながら、ヒアリングをし、 図面に色鉛筆で要望を書き入れていく。 話すこと、手を動かすことで、思考が整理されクリアになっていく。 図面を見るこ …

スタディ模型製作

2011.04.03

現在、実施設計中の住宅のスタディ模型を製作中です。図面すべてを、CAD(パソコン上)で作図し、施主とのコミュニケーションはメールで行うようになった今でも、模型製作だけは、未だにローテク。カッターでパーツ一つ一つを紙から切 …

「松庵の家」樹々とともに暮らす家

2010.12.18

先日、新たに家を建てたいというご夫婦が事務所にいらっらいました。取りとめのない話しの中から、ご夫婦の人となりを自分なりに想像しながら、平面 をスタディをしています。どんな暮らしを求めているのか。普段、どんな時間を過ごてい …

「松庵の家」現地調査

2010.11.16

「松庵の家」プロジェクトがスタートしました。クライアントへのヒアリングを兼ねて早速、現地調査にいってきました。 敷地内には、空へと手を広げるように、先祖代々の樹々が堂々と立ち並んでいました。サクラ、紅葉、白樺などなど。住 …

「亀田東町のコートハウス」引き算のデザイン

2010.10.27

「亀田東町のコートハウス」も、いよいよ完成間近です。オープンハウスで、ある設計者から指摘されたのですが、私の設計した建物はどうやらディテールの繊細さにポイントがあるようです。確かに図面を書き進める際には、ごちゃごちゃとし …

亀田東町のコートハウス 実際に部屋の中に立ってみること

2010.10.18

亀田東町の家もいよいよ完成間近です。本日は、中庭に木の塀を建て込む工事を行なっています。 施主さんと一緒に実際にリビングの中に立ち、板の張り方や塀の高さなどを最終決定していきます。部屋の中に立ってみて、外には何が見えるの …

燕のギャラリーハウス その場所に実際に建つこと

2010.06.03

燕市長渡。プランニング中の住宅の建設予定地へ。 隣家との位置関係や、視線の抜け、陽の当たり具合など、 実際に敷地に立ち、その土地の雰囲気を体で感じ取る。 図面で書いた平面を、原寸で敷地に水糸を張って位置を確認する。 位置 …

「矢代田の家」H型平面プラン

2010.03.12

施主さんとのヒアリングを重ね、いよいよ最終案へと近づいてきました。 上から見るとH型平面となっています。LDKが納まるパブリックな平屋棟と個室を納めた2階建てのプライベート棟が並び、玄関エリアで2つの棟が繋がるという構成 …

「矢代田の家」プランスタディ

2010.02.01

矢代田の家のプランを再度検討中。 先日の打合せで施主さんから再度要望を受け、平面を調整中。プレゼンしたU字型平面のままでは全ての要望を満たすことは難しそう。今までの案をリセットし、まったく違ったアプローチから平面を検討し …

「矢代田の家」現地調査

2009.12.31

「矢代田の家」で住宅プロジェクトがスタートします。今日は大晦日。ですが時間を作って、敷地状況を確認するため、現地へと行ってきました。 実際に敷地に立って、その方角からどんな風景が見えるのか、どんな音が聞こえてくるのか、な …

ベーシックハウス07 こだわりを持つこと

2009.08.13

ベーシックハウス07。 コストを抑える色々な工夫を盛り込んだ住宅なのですが、 今回、外壁材に選んだのは、杉板貼り。 決して、安い材料ではありません。 合理化できるところは徹底的にコストを抑え、 こだわるところにはしっかり …

「蓮野の平屋」架構模型作成

2008.02.20

「蓮野の平屋」現在、施主さんと打合せを重ね、プラン調整が着々と進行中です。プラン検討と並行して、屋根架構をどのように作るか、検討を進めています。 今回の建物は、片流れ屋根が特徴的な形ですので、その屋根組みの架構をそのまま …

「蓮野の平屋」模型内部写真

2007.12.21

「蓮野の平屋」模型の内部写真です。片流れ屋根の形状がそのまま、室内天井の形として表れています。V字型の平面形状によって、ワンルーム空間でありながら、キッチンからリビングが互いに見えないという関係性を生んでいます。建物内を …

「蓮野の平屋」提案模型

2007.12.20

「蓮野の平屋」計画地の現地調査、施主さんへのヒアリング、設計検討を経て、提案プランが形になってきました。提案プランは、V字型平面を持つ平屋案としました。傾斜地に面した細長い敷地に、道路側に対しては閉鎖的に、傾斜地の竹林に …

「見附の2世帯住宅」立体的な検討

2007.09.15

「見附の2世帯住宅」真ん中に中庭を配置するという方針は決まったのですが、その廻りを取り囲む各部屋の配置をどうするか、検討を進めています。玄関や浴室などの共用部分を介して一筆描きのように両世帯を繋げること、かつ、両世帯の生 …

「見附の2世帯住宅」プランスタディ

2007.07.02

「見附の2世帯住宅」施主さんの要望を踏まえ、平面をスタディ中です。周囲3方を建物に囲われた敷地。どのように採光と通風を確保するか、世帯ごとのエリアをどのように配置するか、考えれば考えるだけ、平面パターンが浮かんできます。 …