竣工写真の撮影のため、臨港の3世帯住宅へ伺ってきました。引き渡しから、約1年。家の中は、良い意味でお施主さんテイストな空間になっていました。家というのは、引き渡した時のからっぽな状態よりも、人が住んでしばらく経った方が良い雰囲気が出てくるように思います。住む人とともに育つとでも言いましょうか。
少しくらいラフに住んでもブレない、強さをもった空間(家)をつくっていきたいと思い、私はいつも設計をしています。
竣工写真の撮影のため、臨港の3世帯住宅へ伺ってきました。引き渡しから、約1年。家の中は、良い意味でお施主さんテイストな空間になっていました。家というのは、引き渡した時のからっぽな状態よりも、人が住んでしばらく経った方が良い雰囲気が出てくるように思います。住む人とともに育つとでも言いましょうか。
少しくらいラフに住んでもブレない、強さをもった空間(家)をつくっていきたいと思い、私はいつも設計をしています。
「臨港の3世帯住宅」のキッチンは、製作キッチンです。製作キッチンとは、キッチンメーカーの既製品ではなく、職人さんが1点ものとして製作したキッチンのこと。今回のキッチンカウンターは、地元新潟の地場産業の技術を使い、製作をしてもらいました。ステンレスの天板には、燕の金属加工技術を。引き出し家具の部分には、加茂の家具加工技術を。
天板には、厚さ4ミリのステンレス無垢板。下部の家具部分は、ラワン突き板を濃茶に着色。レンジフードは、黒皮鉄板折り曲げ加工+仕上げにオイル拭き仕上げ。素材感を出来るだけ活かし、あまり加工し過ぎず、敢えてラフで無骨な納まりに。モノとしての存在感が際立ったキッチンカウンターが出来上がりました。