昨年末に内装工事が完了し、引き渡しを行った鵠沼のオフィス。
無事事務所の引っ越しも終わり、少し落ち着いてきたということで
竣工写真の撮影に伺ってきました。
表情のあるタイルや、ざっくりとした布クロス貼仕上げがとても印象的で、
しっとりとした落ち着いた空間となっています。
オフィスというと、ついつい書類が積み上がった
効率的で真っ白な空間をイメージしてしまいますが、
このような大人の隠れ家のような、ちょっとひっそりとした
落ち着いた雰囲気のオフィスというのも、また魅力的ではないかと思います。
ここにいるだけで創造力が広がり、いろいろなアイディアが生まれてきそうです。
小型で高性能なパソコンが普及し、データ通信速度が飛躍的に向上したことで、
現代のオフィスに求められている労働の質は、
経理や発注などの情報を処理する効率的労働から
生産的で創造的な労働へと変化しつつあるように感じます。
そのような時代の流れから考えると、今後は鵠沼のオフィスのような
創造力・発想力を刺激してくれるオフィス空間が求められていくように感じています。
鵠沼のオフィス
カテゴリー: 2012 鵠沼のオフィスリノベーション
鵠沼のオフィス 物が置かれてはじめて生命力を持つ空間
鵠沼のオフィス改装工事。
無事に工事が完了し、引き渡しを行いました。
年末ということもあって、引き渡しと同時にオフィスの引っ越し作業。
次々と書類やパソコンなどが運び込まれました。
様々なもの達が運び込まれるに従い、
何も無いガランとした殺風景な空間が、生き生きとした空間へと変わっていきました。
モノが何も無い、静的な空間も確かに良いのですが、
私自身は、ものが置かれて初めて生命力を持つような
動的で強度のある空間が好みなのだなあと、改めて感じました。
引っ越しでばたばたしていたため、竣工写真の撮影は改めて、後日。
まずは、クライアントの皆さん、工事関係者の皆さん、
お疲れさまでした。そして、ありがとうございました。
鵠沼のオフィス竣工写真はこちら。
鵠沼のオフィス 圧迫感を軽減する天井格子
現場は天井造作工事の真っ最中。
もともと、このスペースは天井高が低くやや圧迫感がありました。
その圧迫感を軽減するため、天井には格子ルーバーを採用しました。
一旦、天井仕上げを解体し、天井高さを稼ぎ、
その後、配管等を隠すため木製ルーバーを設置します。
ここで、トラブル発生。
現場に届いた木製ブラインドが発注していた寸法よりも大きくて、納まらない。
新築とは異なり、リフォームの現場は、既存の建物に合わせて工事を行っていくため、
図面に書いた寸法通りには納まらないことがあります。
よって、現場で確認し、微調整をしていくことが大事。
また、工種や職種も多岐にわたるため、連絡事項の伝達確認が重要となります。
現場で協議した結果、残念ながら今回はブラインドの製作直し。
竣工目前。問題がこれ以上起こらないことを祈るばかり。
鵠沼のオフィス モザイクタイル張り柱の存在感
鵠沼のオフィス 布クロスのざっくりとした仕上がり
鵠沼のオフィス 家具設置
「鵠沼のオフィスリフォーム」仕上材の質感で変わる空間の雰囲気
仕上げサンプルを睨みながら、製作家具図の確認中。家具面材の着色した風合いと他の内装材とのバランスを考えながら、最終的な仕上材の色を決めていきます。
仕上げ材の質感や色目は、スケール感とともに、空間の雰囲気を決めるのにとても重要な要素です。仕上げ材の色目は、皆さん良く気にされるのですが、この質感というものは見過ごされがち。つるっとしてるのか、ざらっとしているのか、重いのか、軽いのか、それだけでも見えているモノの雰囲気は変わってしまいます。
仕上げ材を選ぶ時には、カタログだけで選ぶのではなく、実際のサンプルを手に取って眺め、決めていくことをお勧めします。現物サンプルを机の上に並べ、素材に触れて、出来あがる空間のイメージを膨らませていきます。