「柳橋のコンクリートボックス」工事は着々と進んでいます。
現在、3階床の鉄筋を組んでいるところです。敷地の両側とも隣地建物がぎりぎりまで迫っています。隣地外壁との隙間は約50センチ。その隙間に足場を立て、型枠の建て込みを行っていきます。型枠を建て込むと、動ける作業スペースは15センチ弱。移動するのも辛いほどです。
ただ都心の土地価格を考えれば、敷地を出来る限りいっぱいに使いたいというもの。建物の周りに余った隙間といえど、土地を購入する際には、その分も支払いをする訳ですので。このように敷地いっぱいに建てる建て方は、作業性が落ちる分、建設費用が上がってしまう傾向があります。ただ都心のように土地価格の非常に高い場所では、建設費の上昇以上に大きな土地を購入する費用の方が多くかかるため、このような建て方をする方が事業全体ではコストメリットがあります。