「与板の平屋」工事スタート

「与板の平屋」いよいよ工事がスタートします。工事に先立って、敷地中央に祭壇を立て、地鎮祭を執り行いました。祝詞を唱え、敷地の四方に塩や酒を撒き、敷地を清めました。地鎮祭を行うと、いよいよ工事が始まるのだなと、気が引き締まります。良い家となるよう、完成まで全力を尽くしていきます。

まずは、敷地に建物の位置を示す、地縄張り(じなわばり)を行い、建物配置を確認していきます。敷地に地縄(じなわ)と呼ばれる白い紐を張り、建物の位置や各部屋の位置などを示していきます。メジャーを当てて、図面上で表記している敷地境界からの離れ寸法を確認したり、地盤レベルを確認したり。敷地形状が図面通りであれば何も問題ないのですが、もし図面と異なる部分があれば、その場で微調整をしていきます。

建物の配置は、北側斜線制限や民法上の離れ寸法の確保、各市町村の条例など、様々な法規的制約をクリアするよう決まっています。現場の寸法が違っているからといって、簡単に動かすことは出来ません。その場で、こちらであれば動かしても法規的に問題ない、こちらだとマズい、といった判断をしていく必要があります。特に古い敷地測量図の場合、測量図と現状敷地形状が異なっていることが稀にあります。建物が建った後で法規違反の建物でした、なんてことのないよう、慎重に寸法を確認していきます。

地縄張り
地縄張り
地縄張り