「上越高田の平屋」見る角度によって変化する外壁

「上越高田の平屋」外部足場が解体され、外観の全貌が現れました。敷地一杯に広がる平屋の建物。やっとここまできたなあと、感慨深いものがあります。

以前ににも書きましたが「上越高田の平屋」の外壁にはガルバリウム鋼板の「横はぜ葺き」を採用しています。一枚一枚が微妙に角度を持ち、魚の鱗のように光を乱反射して、艶やかな表情を見せてくれます。見る角度や時間によって、青空や夕陽の色、雲の色、樹々や土の色など、周囲の風景を移し込み、さまざまな色へと変化していくのが分かります。ある時には青みがかって、またある時には墨色であったり、オレンジ色であったり。

まるで建築に命が吹き込まれたかのようです。変化しない建築に変化を与えてくれる光と反射というものは、まだまだ奥が深いと改めて思いました。今回の外壁仕上げは、私の予想を遥かに上回るほど素晴らしい効果を上げててくれています。

動きのある板金外壁 動きのある板金外壁 動きのある板金外壁 動きのある板金外壁

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この記事の著者

金子勉
建築家 / 代表

金子 勉 Tsutomu Kaneko

美しい意匠設計に加え、高度な構造・設備設計までトータルで手掛ける建築家。無垢材などの自然素材を活かし、使い込むほどに味わいの増す空間と豊かさを実感できる暮らしを提案。新潟の風土に寄り添い、土地選びから建物診断、コンサルティングまで施主に伴走する家づくりを行う。