「中野のコートハウス」の柱頂部では、5本の梁が取り合ってきます。それもさまざまな角度から。木の加工で組めれば良いのですが、さすがに5本の梁ともなると、取り合いは複雑。しかも欠損が大きいと柱の強度も心配です。そこで今回、柱の頂部には、鉄骨のジョイント金物を取付けることにしました。
5本の梁は平面上、さまざまな角度から取り合ってくる上に、更に勾配が全て異なっています。金物の製作図は、かなり複雑。図面上での寸法と角度は合っているけれど、2次元の図面からは、出来上がりをイメージするのが困難。果たして上手く納まるだろうか。後は現場で出たとこ勝負です。