現地測量の後、現況図面を起こし、スタディを重ねていきました。厨房器機は何が必要か、席数はいくつが適当か、料理の内容は?求めるお店の雰囲気は?クライアントさんの要望を聞き出し、ひとつひとつ平面へと落とし込んでいきます。それとは別に、今流行っているイタリア料理店で実際に食事してみて、店内の雰囲気や接客などを体験してきました。
色々と考え、出てきた案はこちら。前面道路に面する既存のガラスウィンドウを壁で覆い、横長の連続する窓に変更することにしました。やはり道路から丸見えでは食事していても落ち着かない。食事には適度に囲われた落ち着いた環境が必要と判断しました。窓の高さは椅子に座ると丁度、目線の高さにくるように調整し、囲われていながらも視線が外へ抜けるような設えとしています。また、窓廻りを前面ガラス張りとし、道路に植えてある緑の樹々が増幅して見えるような操作をしています。いよいよ提案です。さてこの案、上手く通るでしょうか。