三内丸山遺跡を訪れて

十和田市現代美術館を後にし、青森市へ。
目的地は三内丸山遺跡。市内からは車で約10分の距離。
早速、敷地内を散策。
至る所に竪穴式住居が点在し、集落を形成している。
住居は一つ一つカタチや大きさが異なり、また、高床式建物や校倉式建物も配置されている。
この時代にこれだけの多様な形式の建物があったことに驚く。
また一つ一つが合理的で非常に完成されたカタチだ。
プリミティブでとても力強い。
集会場として使われた巨大な竪穴式住居や祈りの場として使われたのだろう掘建柱櫓。
5000年前から現代まで、家のカタチが変わっていないという事実に愕然とした。
クレーンなどの重機や満足な道具も無い時代にここまで完成された形がすでに出来ていたとは。
ある意味、現在の私たちは退化してしまったのかもしれない。

三内丸山遺跡 三内丸山遺跡 三内丸山遺跡