建て方工事2日目。棟上げ完了

建て方作業01

昨日に引き続き、ユニベールハウス岩室、建て方作業2日目です。今日はクレーンが設置され、上部構造の組み立て作業が行われます。クレーンで部材を吊り込み、順序良く建て込んでいきます。助っ人の大工さんも加わり、昨日よりも大工さんの人数が多いためか、ぐんぐんと作業が進んでいきます。

ちなみに「建て方」とは、柱梁を組み上げる作業のことで、棟梁まで組み上がることを棟上げ(むねあげ)、または、上棟(じょうとう)といいます。何もなかった現場にある日突然、建物が立ち上がる姿を見るのは驚きがあります。

建て方作業05

梁の上をひょいひょいと歩き回る大工さん。木造と言えども、屋根梁の高さは地上から9m近く。まだ固定されていない、ぐらぐら揺れる梁の上での作業は、高所恐怖症の人には難しいかもしれません。

設計者である私は何をしてるか、というと。。。設計図で指定した納まりどおりとなっているか、指定した金物は取り付いているか、各部仕上げ納まりに不具合はないか、などを確認をしていきます。建て終わった後では取付の難しい金物があったり、早い段階で納まりの不具合に気が付けば対応がしやすいので。

屋根垂木

今回は垂木を並べることで屋根構造を実現しています。1mの積雪に対応するため、部材寸法の大きな、しっかりとした垂木材を入れています。写真で見えている屋根勾配の形が、そのまま室内空間になります。

同じ間隔で連続する垂木は、そのままでも美しいのですが、今回は天井を貼って隠してしまうので、これが見れるのは仕上げ前の今だけです。

建て方作業03

2階リビングからの眺めを確認。窓の外には弥彦山と田んぼの風景が広がります。窓は南西方向に向いているので、秋から春にかけて弥彦山に沈む夕日が見えることでしょう。

2日目の夕方には、棟上げ+屋根下地までが完了しました。引き続き、屋根や外壁工事へと入っていきます。