「ユニベールハウス」スタディ模型完成

ユニベールハウス建築模型

「ユニベールハウス」スタディ模型が完成しました。設計を行う建物模型だけでなく、隣地に建つ建物も作ることで、現実的な近隣の状況も把握できます。当然ながら、建物は廻りに何もない場所に建つ訳ではなく、周辺の建物との関係によって配置位置や内部の間取りが変わってきます。今回の計画地は既に隣の建物が建設中であったため、お隣のおおよその間取りを想像しつつ、計画案を練ることにしました。

南側隣地には敷地近くまで隣家が建つため、建物を敷地北側に寄せて配置し、南側に引きを設けることで太陽の陽が室内に差し込むよう調整しました。1階エリアは、2方向を道路に囲まれ、東側にも隣家が建つ環境でしたので、あまりオープンにはせず、窓を小さめに設け、プライバシーの高い個室や寝室を配置しました。また2階は、大きな窓を設け、積極的に南側からの光を取り入れ、明るく開放的な空間とし、その場を家族が集まるLDKスペースとしました。

この模型をたたき台にして打合せを行い、細かなプラン調整を行っていきます。