「千葉花園町の平屋」現在、内装仕上げ工事が進行中です。今回、浴室の壁・天井仕上げには桧(ヒノキ)縁甲板貼を採用しています。浴室のドアを開けると、さわやかなヒノキの香りが漂ってきます。このヒノキの香りの中で浴槽に浸かったら、きっとリラックスして長湯になってしまうことでしょう。
通常、ヒノキ材で浴室を仕上げたら、建設コストが上がります。そこで今回、全体の予算を抑えるため、納戸や収納部屋の仕上げは、合板(いわゆるベニア)仕上げとしています。収納内に物が納まってしまえば、壁は見えなくなってしまいますし、そもそもそのような部屋は、お客さんが入る場所ではありません。そのような裏側の部屋の仕上げは、思い切ってコストをずばっと下げ、そこで浮いた予算を使って、表の部屋を良い材料で仕上げる。そうすることによって、コストバランスの取れた見栄えの良い住宅を実現することが出来ます。
仕上材選びには、「適材適所」が大切です。