「千葉花園町の平屋」建て方の後、しばらく天候も良く、現場は順調に進んでいるようです。現場は、外壁下地工事、屋根工事に続いて、サッシ工事へと進行していきます。現場からは、既に次の段階の質疑事項が送られてきています。現場にとって、先を読んで先手を打っていくことは、現場をスムーズに進めていくための必須事項です。
現場は外装の下地を作っている真っただ中ですが、内装の納まりについて、どうやって納めようかと現場監督から問い合わせ。図面の上ではなるべく全ての事項を盛り込もうと描いているのですが、現場では納まらない箇所が出てきます。チャレンジングな納まりを採用する時などは特に。図面は2次元の情報ですが、現実は当然、3次元で現れてきます。3次元で考えた時に、納まらない、又は、施工が困難、という箇所が稀に出てくるのです。
そんな難しい納まりをせずに、無難に納めればいいじゃないか、と思われるかもしれませんが、そのちょっとした美しい納まりの積み重ねが美しい空間を作り上げていく要素だと考えれば、その一つ一つをおろそかにすることは出来ません。ちょっとしたことでも、積み重ねていくことで、その空間は美しく気持ちよい場にもなりますが、また逆に、醜く居心地の悪い場にもなってしまいます。
図面だけで伝えにくい箇所は、スケッチや写真などを用意して、施工者へ意思を伝えていきます。図面よりも、その方が意思を伝え易いことが多いので。手書きスケッチを写真に撮って、メールで送信。