「与板の平屋」外壁下地工事が完了しました。木造には、柱と梁で構成された軸組み工法と呼ばれるものと、合板パネルを建て込んで建てる2×4(ツーバイフォー)工法と呼ばれるものがあります。今回の建物は、柱梁で組んだ骨組みに合板パネルを張り込んで建てる、ちょうど中間のような工法を採用しています。建物の施工性や精度に優れた軸組み工法と、地震時の揺れに粘り強い2×4工法の両者の良い点を取り入れた混成工法。
近年、建築界における建材や工法の開発は目覚ましく、さまざまな新しい建材・工法が次々登場しています。設計者として、時代に遅れを取らないよう、その性能や費用耐効果、施工性など日々、情報収集に努める必要があります。良い工法は積極的に取り入れ、かつ、昔ながらの技術も有効に活かし、更に良い建築を目指していきたいと思っています。