「与板の平屋」いよいよ基礎コンクリート打設です。鉄筋を組み込んだ型枠の中へコンクリートを流し込んでいきます。
モルタルと水、砂利、砂を混ぜ合わせたジェル状のどろどろのコンクリートを生(なま)コンクリートと呼びます。生というだけあって、その日の気温や湿度によって、混ぜ合わせる調合比を調整して工場から出荷されてきます。つまり毎回、一定の混ざり具合で生コンクリートが出荷されてくる訳ではなく、その時々の状況によって、品質にばらつきがある訳です。
コンクリート車で現場まで運ばれた生コンクリートは、現場受け入れ検査を行い、指定した品質を満たしているかどうかを、確認する必要があります。写真では、スランプ値(柔らかさ)、空気量、塩化物含有量などの計測を行っています。水を多めに加えれば、柔らかくてコンクリの打ち込みがし易いのですが、その分、コンクリート強度が下がってしまいます。受け入れ検査は無事にクリア。今回はややスランプ値が小さく、コンクリが硬め。その分、しっかりとした強度のコンクリートとなります。