「上越高田の平屋」内装壁の塗装工事に入りました。今回、壁仕上げには漆喰塗装を採用しました。室内に差し込んだ光は白い壁に反射し、部屋全体を明るく照らしていきます。下地ボードだった時と比べると、室内が数段、明るくなったように感じます。
漆喰塗装は、ざらっとしたつや消しの質感で仕上がるのが特徴です。表面がつるっとしていて反射率の高いビニルクロスや水性塗料ですと、もっとカチッとした硬質な雰囲気になるのですが、漆喰塗装を使うと壁に当たる光のグラデーションが柔らかく、優しい雰囲気の空間になります。
また、見た目だけでなく、漆喰塗装には、湿気を吸ったり放出したりといった調湿効果もあることから、室内環境を安定させてくれます。何よりも、あのビニルクロス張りや塗装をした直後の接着剤系の匂いが無いというのが一番の利点。塗装をしているすぐ横で打合せをしていても気にならない程です。以上のことから、私の事務所では定番と言ってよいほどよく、漆喰塗料を採用しています。